数ヶ月が過ぎた頃、面会時間も伸び夕方のご飯の時間までとなりました
顔を見て泣かれるのはその頃には慣れました
好きなだけ泣かせ、自分から近寄ってくるまでは基本放置してたのです
放置って言うと聞こえが悪いのですが…大人でも知らない人にいきなり馴々しくされると不愉快ですよね？
なので、息子のペースに合わせてました
気の済むまで泣いたら自分から近寄ってくれていたのでね。
夕方までの面会となり、ご飯を食べさせるのは私達夫婦となりました
まだまだスプーンを使うことはなく、手で鷲掴みして口に運び嫌いなものはベーっと吐き出してました
この頃の息子は好き嫌いが激しかったように思います
そして好きな物を先に食べたい息子はデザートから食べてました
デザートから食べるのは凄く抵抗がありましたが…食べたいように食べさせて、食事を好きになって貰わないといけないので黙認してました
今は好きでないものは食べ進めが遅いものの、吐き出す事はなくなりました
と言うより、我が家に来てからの息子は好き嫌いがないのです
好きなものから食べ進めようとするので、デザートとかメインは後出しで食卓に。
我が家では、ご飯を食べながら口に入れる度に「美味しいね」と言いながら食べます。
刷り込みです
食べた後は歯磨きまでして面会終了です。
この頃からバイバイをしてくれるようになり、部屋に一緒に来て欲しいと泣くようになりました
お部屋に着くとさっさとバイバイして帰って行くのですけどね
笑笑
笑笑面会をしていた頃の私達夫婦は息子のペースに合わせ、息子のしたいようにさせていました。
信頼関係がどうやって構築されたのかと言う質問がありましたが…実際にはハッキリした事はわからないのが本音です
懐くのはそんなに難しくないと思います…
懐くのと信頼されるのは全然意味が違うし、次元も違います。
本当の意味での信頼関係は日々の生活の中で培われていくものなのだと実感しています
子供の伝えたい事を理解し、それに対応していく事で少しずつ芽生えるのだと思っています
担当心理士さんに言われたのが、まずは理解しようとする事が大事。その次にそれに対応してあげる事。だったと記憶しております
何が言いたいかと言うと、焦らない事です
難しいですよね…焦らないって…
大人に余裕がない事は子供はすぐに見抜きます
マッチング中は本当に地獄のような日々です
私は可愛いと思う余裕すらなかったです
でも、乗り越えたから言えることは今を楽しんで欲しいと言う事です
産んでいない私達にとって、マッチングの時間がどれだけ大切だったのか今更ながら見に染みます。
フォローしてくれる人がいる間に、バンバン弱音と本音を伝えて下さい。
真っ直ぐな気持ちを乳児院の方や関係者さんはちゃんと汲み取ってくれます
その4に続きます