久しぶりの投稿となりました。
Facebookでお知らせしたものの、こちらでのご報告が遅れ、申し訳ありませんでした。
今年はベートーヴェン生誕250年のメモリアルイヤー。
それを記念してSalon de Classicでは、3つのサロンコンサートを予定していました。
しかしながら今年は世界中で新型コロナウイルス(COVID-19)が蔓延すると言う予期せぬ事態となり、3月12日にレストラン「シェ・ピノリ」にて開催予定だった實川風さんのピアノ ディナーコンサートの中止に続き、8月22日「ローズガーデン」にて開催予定の外山啓介さんのコンサートも延期しました。
實川さんのサロンコンサートを直前で中止した時は、まさかこんなに長引くとも思わず、振替日を5月で検討。
お店サイドと實川さんの都合が合わないこともあり、一旦、見合わせる事にしました。
その後、「非常事態宣言」まで発令され、事態はますます深刻に。
中止の判断は、結果的に賢明でした。
外山啓介さんの演奏会は盛夏である8月を予定していたので当初は「夏には収まるに違いない」と確信。
でも状況は落ち着くどころか、感染拡大は止まりませんでした。
多分、その頃、ほとんどの方が事態の深刻さを痛感し、絶望と諦めが入り乱れた気持ちになったと思います。
早めに中止の判断をしてくださった外山さんサイドに感謝しかありません。
あのまま進んでいたら、また直前で中止する事になったでしょう。
でも、12月4日に予定していた「仲道郁代ピアノディナーコンサート」こそは開催の方向で前向きに検討しましたが、こちらも延期する事を決断しました。
感染対策をしながら世の中が動き始めたとは言え、COVID-19が感染拡大後、初めての冬を迎える事になるので、食事付き演奏会の開催は慎重にならざるをえませんでした。
楽しみにお待ちいていただいた方には大変申し訳なく、お詫び申し上げます🙇♀️
科学技術も医学も発達した今は、疫病とてコントロール可能で、コロナ前の世界がすぐに戻ってくるだろうと当初はお気楽に考えていましたが、そんな希望は見事に打ち砕かれました。
今現在もコロナの収束の目処は立たず、当面は「withコロナの世界」で生きていくしかない状況が続いています。
今年は予定していたサロンコンサートが全て中止で「忍」の一年になりましたが、来年こそは「動」を目指したいと思います。
しばらくは、これまで通りの形で開催することは難しいと思いますが、生きている時間には限りがあるので、置かれた状況の中で最大限に楽しむ事こそ人生を謳歌する事だと思います。
再開の日まで、どうかSalon de Classicの事を忘れないでくださいね
また皆様と共に心躍る時間をご一緒出来る事を願っています
今後ともよろしくお願い申し上げます。
Salon de Classic 林 裕子