いやーなんか出たね。

マリオ映画の他の人の感想見ようとTwitter開いたら出た。
なんじゃこりゃ。これがプリキュア!?
ビックリですね。
ネットも荒れに荒れまくってました。
まぁしゃーない。
今回はこの「ぼくプリ」←公式の略称らしいです。
今回はこれについて私なりの個人的な意見を書きます。
 
先に正直な事を言います。
正直、私も別に観たいと思わない。
いや別にかわいい女の子観たいからプリキュア観てるって訳でも無いですけど、別に興味湧かないかなって…あんま私の好みに合わなそう。単純に。
 
そもそもダンスアニメあんま観ないし、舞台もあんま観ないし、2.5次元とかよく分からないし、そもそも地元から舞台やる場所遠いし(え?)
 
という感じで興味が湧かないのは事実。
 
で、その上でこれを受け容れられるかどうかで言うと受け入れられる派なんですよ。
 
いや喜んで受け入れるというより
「あー私はあんまり好きになれないけど…まぁ別に舞台なら良いかな…」くらいの受け入れ方ですが。
 
なぜかというと、これはこの世のありとあらゆるどのコンテンツにも言える
「前提」
があるからです。
アニメだろうが、ドラマだろうが、ゲームだろうが、勿論プリキュアだろうが、どんな物にも共通して言える事があります。
 
 
 
それは何か。
 
 
 
…ズバリ
「シリーズ物で全ての作品が同じターゲットに向けて売っている事はほぼあり得ない」
という事です。
 
そもそもシリーズの意味って何なのかって話になってきます。
ずっと最初のテーマやポリシーに沿ったものをプリキュアシリーズとするならどんどんそことは離れていってるし、別なテーマでやろうとなった時点でもうプリキュアという名前を使わなくて良いって話にもなってくる訳で。
 
理由は色々あると思います。シリーズが長く続くことで親子で楽しめるコンテンツにしたいとか、敢えてその名を冠することで前後の作品でコラボしやすくなるとか。
 
でもやっぱり一番はネームバリューだと思うのです。これは嫌味でも何でもなく。
「プリキュア」という名前で興味を持ってくれる人が居る。
そもそも本編のプリキュアシリーズで見ても全然毎回ターゲットが違うんですよ。
メインが子供という点では確かにどれも一致してますが
「地球人の主人公が宇宙人と出逢い交流するSF物が好きな子」にスタプリ以外のプリキュアは刺さりづらいし、
ちょっと間口を拡げて
「人間界に住む少女と異世界から来た少女が出逢い友情を育むお話が好きな子」と言ったって当てはまらない作品はある。
「悪をカッコよく倒す作品」って括ろうとしても、倒さずに許すスタイルの作品があり、
「女の子が徒手空拳で戦う」で括ろうとしても普通にビームとかチェーンとか楽器とか注射器とかミキサーとか使うし。
 
毎回違うアピールポイントを作って普段プリキュアを観ない層もターゲットに入れて考えるのはごく自然で。
 
プリキュアだけでは伝わりづらいので別な作品シリーズを例にあげて考えてみますね。
 
もっと歴史が長い同じく変身して敵と戦うウルトラシリーズを例にだして見ます。
子供も楽しめる作品として、テレビや夕方に放送されるような本編ウルトラシリーズがある他に、
大人向けの派生作品として
ダークな世界観の「ウルトラQdarkfantasy」「ウルトラセブンX」、
美少女萌えを狙った「ウルトラ怪獣擬人化計画」「ウルトラマン妹」まであります。
ここまでくるともう何でもアリです。
 
同じニチアサでやってる仮面ライダーにしても、
ニチアサでやってるのの他に
グロテスクな「アマゾンズ」、
女の子が主人公の「プリティ電王」、
グロいしエロ要素めっちゃある「風都探偵」と、
媒体を多岐に渡らせることでメインターゲット向けから更に間口を広げたものはいくらでも有り、もはや大元のコンセプトからはかけ離れています。
 
だからシリーズが続いていけば自分に合わない作品、自分自身が求めている物とは別な物が提供される。というのは実はシリーズの成長としては健全なことなんです。寧ろ必然。
 
むしろそれこそが「シリーズ物の強み」のひとつ。
沢山ある入口から選べること」
その人の好みにあった入口から集客し、もし気に入れば他の作品に触れて貰ってそのまま取り込める可能性がある。多分シリーズを続ける理由として一番大きいのはこれです。
これまでのプリキュアはメインターゲットが女児に定まっていて、その中で違った客層を呼ぶ努力をしてきたし、それ自体はこれからもテレビ本編では変わらないと思います。
 
でもテレビ本編外なら、いわゆる子供が観ることを最初から想定しない媒体や時間帯に進出すれば、普段見ない新たな客層を開拓出来ると思ってのことだと思います。
もっと厳しい言い方をすれば今回の企画は恐らく
「往年のファンに向けては最初から作ってない」と私は考えています。
 
そもそも往年のファン向けの施策は既に山程発表されてますからね。
(プリキュアオールスターズf、オトナプリキュア、まほプリ2、プリキュア展etc…)
 
ファンになるとやっぱりどうしても
「ファンなら全部のシリーズをちゃんと追って出来れば漫画や舞台まで見なきゃ…」という気持ちになるのはとても良く分かるし、
実際私だってそういうタイプのヲタクです。
 
でも多分製作サイドはそうは考えてなくて
「沢山色んなテーマやバラエティの作品あるから好きなのから見てくれや〜、どれか気に入ったら他のも観てな〜、ほな!」
くらいの気持ちなんじゃないかと。
 
私にだってあんま刺さらなかったなって思う回とかはありますよ。
でもそういう時は最初から自分に向けた物では無いと私は思うようにしてます。
というかどんな作品も多分全ての視聴者に受けようなんて事は考えて無くて、
「これに共感してくれる人に刺され!」
って感じだと思います。
万人受けは極論不可能ですし。
 
そこで過去の定義やら「プリキュアという名前を冠する上でこうであるべき…」
とかまともに考えてると精神衛生上良くないです。
心が持ちません。気が狂います。間違いなく。
だってどんどん共通項が無くなっていくんだもん。
「人間じゃないやつも、女の子じゃないやつも、魔法で戦うやつも、アンドロイドも居るグループを1つの定義で括れる理屈を考えなさい」
って数学なら
「帯分数、漢数字、アルファベット、地図記号、プラナリアが含まれるグループの定義はなんですか?」って問題出されてるようなもんですからね。
無茶すぎる。
しかもどんどん宇宙人だの人魚だの頑張って考えだした理屈をぶっ壊すキャラが次々に登場してその問題はやり直しになるんですよ?
定義付けするのは無理だと言っていい。
唯一出来るとしたら「公式でプリキュアとして扱われた!」くらいしか無い。公式がプリキュアとして扱えばプラナリアだってプリキュアです(?)
プリキュアとして扱えばプリキュアになるんだよ。
そういうもんだぜ、エへへへへ。(???)
 
受け容れられないなら見なくて全然オッケーだと思います。少なくとも流石にあのノリをテレビ本編でやるとは思えませんし、あれは舞台でしかやらないでしょう。
 
テレビ本編であれやるって言われたら流石に私でもブチギレるよ。
「どういうつもりじゃこら(# ゚Д゚)」ってなるよ。キーボードクラッシュするよ。
でもまぁ…舞台ならほぼ本編には関わらないだろうし…
 
受け容れられない人は無理に見ようとはせず「私はテレビ本編だけ楽しもう!」「私は〇〇だけのファン」とかで考えるのが良いんじゃないかなと思います。そうすれば受け入れられるかなって。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ところでそんなことより私はキュアバタフライがいつ出るかの方が…スーパー戦隊の追加戦士より遅い可能性あるよ?
本当に出る?そろそろ会いたいよ?