[東京 23日 ロイター] -
きょうの東京株式市場で日経平均株価は続伸が見込まれている。米量的緩和継続との見方
から前日の欧米株が上昇した流れを引き継ぎ、日本株も買いが先行する見通し。日経平均
は取引時間中での9月高値(1万4817円50銭)更新も視野に入るという。ただ対ド
ルでは円安一服感が強まっているうえ、引き続き戻り売り圧力なども強く、上値の重さが
意識されやすいと指摘されている。
日経平均の予想レンジは1万4650円─1万4850円。
前日の欧米株は上昇。9月の米雇用統計で非農業部門雇用者数の増加幅が市場予想を
大きく下回り、連邦準備理事会(FRB)が来年にかけて量的緩和を維持するとの見方か
ら、FTSEユーロファースト300種指数 が5年ぶり高値を連日で更新したほ
か、S&P総合500種 も連日で過去最高値を更新した。欧米市場の株高基調を引
き継ぎ、日本株も主力株を中心に堅調に推移する見通し。シカゴの日経平均先物12月限
は大証終値比60円高の1万4770円となっている。
一方、米量的緩和継続との見方から外為市場では円が対ドルで強含んでおり、輸出株
の重しとなりやすい。手掛かり材料難から商いが減少傾向にあり、上値を買うエネルギー
に乏しいという。みずほ証券エクイティ調査部シニアテクニカルアナリストの三浦豊氏は
「欧米株高を背景に取引時間中に9月27日高値を上抜く場面もありそうだが、1万48
00円から上は戻り売り圧力が強い。株価の上昇ピッチが前週に比べて鈍っているうえ、
米景況感の先行きも警戒される」と話している。
きょうは三洋貿易 が東証2部から東証1部指定となる。米国では住宅ローン
・借換え申請指数(米抵当銀行協会)や9月輸出入物価(労働省)、8月住宅価格指数(
連邦住宅金融局)などが発表される。
