[東京 28日 ロイター] -
きょうの東京株式市場で日経平均株価は反発が見込まれている。前週末の米国株が続伸したうえ、外為市場での円高一服感などを背景に買いが先行する見通し。日経平均は前週後半にかけて大幅に値を下げており、値ごろ感が出ているほか、企業決算の本格化とともに上方修正期待も高まりやすいという。一方、中国の短期金利動向などをきっかけとする先物市場での短期売買が警戒されている。
日経平均の予想レンジは1万4150円─1万4350円。
25日の米国株式市場は続伸。S&P総合500種 が再び最高値を更新した。マイクロソフト やネット小売りのアマゾン・ドットコム の決算を手掛かりに、ハイテク株が買われた。外為市場ではドルは97円台半ばと目先的な円高進行が一服しており、買い安心感につながりやすい。シカゴの日経平均先物12月限(円建て)は大証終値比85円高の1万4205円となっている。
日経平均は23日の高値1万4799円28銭から前週末終値まで700円以上、値下がりしており、自律反発狙いの買いも入りやすい。SMBC日興証券・株式調査部部長の西広市氏は「前週の下げで値ごろ感が出ているほか、ストキャスティクスなど一部のテクニカル指標で買いゾーンに来ている。今週は主力株の国内企業決算が相次ぐ予定で、上方修正期待が高まりやすい」と指摘した。
一方、中国の短期金利上昇が警戒要因だ。25日には中国人民銀行(中央銀行)が3回連続で公開市場操作を見送ったことを受け、短期金利が急騰する場面があった。中国では月末にかけて資金需要が高まりやすく、金利上昇は季節的な要因との見方もあるが、短期筋による株売り要因となりかねず、引き続き注視する必要があるとみられている。
主なスケジュールでは、イーブックイニシアティブジャパン がマザーズから東証1部に市場変更する。コマツ や日立建機 、KDDI が決算を発表する。
海外では、9月米鉱工業生産が予定されているほか、アップル が決算を発表する。
