こんにちは、六花です。



ホロスコープを読んでいると

パーソナリティ的に憎しみや情念が

沸きやすく、残りやすい生まれの方もおられます。


となると、どうなるか。


警戒心が強く、ドロドロとした感情に支配されて

ご本人も苦しくなるケースが見られます。



憎しみの根源は何か。



それは、「分かってもらえない悲しさ」が

根源になっているのかもしれません。




トートタロットのカップ5は

「失望」というカードです。


カップに水が入ってないことから、

非常にガッカリした、

サーーっと期待が引いたような感じが

現れています。


しかし、期待が引いたような感じと言っても、

背景の赤が示すように「怒り」があることから、

けして無関心な訳ではありません。


むしろ、関心がありすぎての「怒り」や

「失望」な訳です。


蠍座の火星が示すのは、執着やジットリとした感情。

「どうしても理解してもらいたい」という感情が強く出ています。


ちなみにこのカードは喧嘩した時にも出やすくなります。

理解し合えない場面での感情、という事ですね。




蠍座というのは深い愛の星座です。

愛にも色々な種類がありますが、

蠍座の示す「愛」というのは

「運命共同体」であるという

「一体感を求める愛」だったりしますので、

本人が苦しい時に、相手が幸せそうだと

悲しみから憎しみに変わることもあるでしょう。


逆にいうと、人のドロドロした感情や

苦しい時に寄り添える優しさや大きさがあるのも

蠍座の特性です。(ただし好きな相手のみに限る)



分かってもらえないことによる

ドロドロとした感情は、

人を許す勇気も時に必要となるのかもしれません。


「相手」と「自分」は違う人間なのだと

理解してみるのも一つ、

視野を広げる手段かもしれません。


あとは、対向星座である「牡牛座」の

「自分の才能を磨くこと」や

「マイペースさを取り戻す」、

「自立」した生き方を少し取り入れると、

緩和されるケースもあります。



私は蠍座の性質を強く持っていることから

「何故こんなに怒りと憎しみが湧いてくるんだろう。こんな自分は嫌だ」と

何度も思ったことがあります。


しかし、蠍座や冥王星が表す

「集中力の高さ」や

「表面上に囚われず、隠された感情を見ようとする思慮深さ」

「熱い感情」「大切な人に対しての愛情深さ」は

とても魅力的な部分であると思うのです。




今回はカードの象徴から蠍座をピックしてしまいましたが、

どの星座も過剰に働くと苦しさや上手く扱えないケースが多くなります。

なので、その星座のプラスな面を理解した上で上手に活かし、

マイナスな面はいかに自覚して上手く付き合うかが必要になります。



もちろん恋愛では相手との相性や付き合い方も重要なポイントになりますが、

自分との付き合い方もかなり恋愛面では重要になります。


仕事でも「どうして皆理解出来ないのか」

「何故私は理解されないのか」という事があれば、

やはり「自分軸」を構築する事や

客観的思考を磨くことで、

生きやすさを得られることもあります。


向いていない事を無理してやるのも必要ない。

でも、やりたい事なら多少の努力も必要なのかもしれません。



とはいえ、

蓄積された辛さがある場合は

まずご自身のケアを優先して頂きたい、

とも思います。

「聞いてよドラえも〜ん!」という感じで

ご相談いただく事も勿論大歓迎でございます看板持ち



皆様が少しでも安らかに過ごして頂けますように、

日々鑑定士として精進していきたいと思います。