書く書く詐欺師のあづでございやし

全然書く気力が無くて
本当に申し訳ありません

これから書く小説はすべてフィクションです

『ストイックな男ほど』①

小さな町企業から
大手の一流企業にまで発展した企業は
ほんの一握りもない

企業を起こし
成功出来たやり手社長も
ほんの一部に過ぎないであろう

成功と思われる企業の中には
悪徳業者も少なくはない

恨みを買い
家族を失い
自ら命をたつ
弱いものが壊され消えていく
弱肉強食の世界だ

そんな
世知辛い世の中だが

こんな時代にも
蹴落とし合うこともなく
すくすくと成長を遂げ
140名の社員をもつ一流企業にまで上り詰めた
最高峰の大手企業の社長
伊勢谷がいた

伊勢谷は
社長室でふんぞり返り
偉そうに顎で濃き使うような社長ではない

秘書もいない

フレンドリーで
社員と同じデスクで
自らアポを取り仕事を得る
社員と同等に仕事をすることで
名を馳せていた

そのため社員からの人望も厚く
仕事も増えていく一方だ

中には社長らしからぬ対応
接客に呆れる社員もいるらしいが

それでも伊勢谷は
社員と同じ目線を貫いている

伊勢谷の右腕の専務の岸部も尊敬されていた

伊勢谷が社長に君臨出きるのも
の岸部のお陰だ

部長の佐々木
課長の山田
主任の小池

頭が切れ、やり手だが
ユーモアもセンスも一流の逸材揃い

新人が働きやすい環境
教育も行き届いている

月に二回の打ち上げ
年に1回の社員国内旅行
年に1回の社員海外旅行
計2回
全員参加は普通に集まる

忙しくても残業無し
週休2日制
有給、福利厚生もしっかり整い
全てにおいて好条件の
魅力溢れる理想的な企業だ

しかし…
伊勢谷には欠点が1つあった

人に嫌われるのを極端に恐れ
ダメなものをダメと言えない
その場を上手く切り抜けることだけを
いつも考えていた
岸部にいつも甘え弱音ばかりの
駄々っ子なのだ

職場ではピシッとスーツを着こなし
オールバックで欠点1つないように見せていた

怖がりでビビりな伊勢谷を知っているのも
岸部だけだった

社長室を作らない提案をしたもの岸部

社長室があれば岸部と二人になると
一気に駄々っ子に変貌してしまうからだ

誰もが知る
ストイック且ユーモアな社長の顔
誰も知らない
怖がりの駄々っ子な素の顔

極端な二面性を持つ
伊勢谷にお見合いの話が舞い込む


おしまい

読んで下さった方ありがとうございます

また金曜日書けたら続き書きます( ロ_ロ)ゞ

登場人物は
俳優さんを宛がえました
妄想してお楽しみくださいませ

あづ👯