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ろきんの税理士試験日記

24年に4月速修で消費税、25年に簿記論・財務諸表論、26年に法人税・相続税

理論集の色分けについてご質問いただきましたので、理論暗記の準備について書いてみます。

 
複数色での色塗りは絶対すべきだと思いますが、
どう塗るかは多分好みの範疇です。もし参考になりそうだったら試してみてください。
 
僕は他の人の理論集をまともに見たことがないので、当たり前に誰でもやっている方法かもしれませんが……。
 
K. 色は何色で?
 
基本的に緑(青っぽい)・ピンク・青・オレンジ・黄色の5色でしたが足りないときは紫や、ライトではないフリクションの緑なども使いました。
 
K. 使い分けは?
 
マーカーはフリクションライトでしたが、緑・ピンクの発色が美しいので、これらを優先的に使いました。
 
何色に何を割り当てる、というようなことはしていません。
 
2年前の消費のときは覚えづらいところを強調するようにダラダラとマーカーを引いてましたが、
法人・相続を勉強した今年は、同じ言葉を同じ色で塗っただけです。
 
これは単に暗記の際の負荷を軽減するだけでなく、全体の見映えがよくなり、キーワードの強調に繋がります。
 
同じ言葉を同じ色で、というのは例えば
法法23条「5-1 受取配当等の益金不算入」であれば僕の場合、
頻出する「配当等の額」を緑で11箇所、
注意点として「50%相当額」をピンクで2箇所、
負債利子」をオレンジで3箇所、
内国法人」を黄色で3箇所塗っています。(内国法人全てを塗るのではなく自己以外の法人を指示するものだけを塗りました)
 
基本的に、複数回出てくる単語を上位から割り当てるだけです。
 
他に「特定株式投資信託」・「受ける配当等の額の合計額」・「公益法人等及び人格のない社団等」なども2度または3度出てきますが、
これらは長いか若しくはスポット的であったりキーワードというほどではないものですから、
空いているマーカーなどでアンダーラインを引きました。
 
長い文をマーカーで引くとそこが目立ち過ぎてしまうので、そのバランスを取ったわけです。
 
汚いんですが、欠損等法人の理論はこんな感じです。
 
{007AF938-40FF-45FF-AE1C-9D2544E07FE7:01}

K. この日付は必要なんですか?
 
必要でもなんでもないですけど、理論暗記の際は必ず日付を上部余白に書き入れました。
つまり、最初に丸々覚えた日が5/28で6/14に暗唱、その後18、22と続くといった形です。
「大体~回暗唱すれば自信を持って書ける」みたいなのはそれぞれあると思うので、進捗の目安になるかと思います。
 
K. 打消し線とその下の「§57①」とは?
 
規定を指示しているものは、ほぼ全て条文番号に置き換えました。
その方が記憶量が少なくて済むと判断しただけで、そんなに意味はないです。
 
続く
K. はじめは理論と計算の内どちらを重視しましたか?

理論です。
勉強を始めた頃、どこかで、こういったアドバイスを見つけました。

"(消費税は)理論と計算では理論の方が完成するまでに時間がかかる。
よって、計算から極めろ"

それはおかしい。理論の方が時間がかかるなら、理論から始めるのが王道だろ? と思って、理論ばかり攻めることにしました。

そもそも条文があるところに計算が生まれるわけですしね。

ただ、消費の場合は計算と理論が密接に関係するところは納税義務くらいですか。

K. 具体的に理論はどうやって勉強しましたか?

理論はまず全部暗記してスタートラインというのを耳にしていたので、
直前期に入る5月までの一ヶ月でランクAの理論は押さえました。
確か20題ほどです。
課税の対象・納税義務・免除・売返・貸倒れなどの重要理論はさっさと暗記してしまうに越したことはありません。

その後は直前期の予告に合わせて暗記を進めていきました。

理論予告に従ってちゃんと覚えていけば、本番で理論を書けない羽目には陥りません。
ただ、年内からの人や1月速修の人はGWまでに全て暗記しておいた方がスムーズでしょう。

この辺はり~たんさんが書かれたこの記事が素晴らしいと思います。
時間の制約がある方はこのペースでやれば間違いないはず。
(ペースもですがこの計画性が凄いと思います)

その上で直前期は応用理論と計算の強化に充てたいところです。

K. 暗記する際に気を付けていたことは?

暗記する前に実際の条文と比較することでした。

あと、講義で説明を受けた理論は分からないところがないようにし、謎な箇所は必ず講師に確認します。

マーカーで色分けするのも大事です。
たまに一色でバリバリ塗りたくっている人がいると悲しくなります。

マーカーはなんでもいいですけど、フリクションライトは淡い色なので塗りまくってもしつこくないのと、消せるのが持ち味。

ペンで書き込む際もフリクションの細いペンを使っていました。

暗記の仕方は人それぞれだと思います。覚えられればOK。
ちなみに僕は麻布かりんとの袋を掌サイズに切って隠して覚えていました(貧乏くさいw)
他にもボイスレコーダーを使ったり、風呂に持ち込んだりしていましたが、それについてはまた今度。
あ、書いて覚えるのだけは反対です。効率が悪すぎる気がします。

ともかく消費は今でもベタ書き要素が強いですから全暗記は絶対ですよ。

K. 理論を回し始めるのはいつから?

直前期からでいいと思います。初めは数日で1周して、前日か当日に1周できるよう逆算してペースアップしましょう。

初めは1週間ペースとかでもいいかもです。

 
僕は、理論を3日開けたらダメなので3日で1周がひとつの目安でした。
もちろんこれは個人差があるでしょう。
このペースで回すと維持できるというポイントを掴んでおきましょう。

直前期までに理論を覚えていなかった場合(僕もそうでしたが)には、少しペースを落として追加していきましょう。

回転しているミキサーに果物を放り込んでいく感じです。

K. 暗記しようとしても中々覚えられない場合はどうしましょう?

受験生仲間がこんなことを言っていました。
"忘れる速度より速く覚えるだけの話でしょ"

忘れてまた覚えるという作業を繰り返すか、
もしくは彼の言うように忘れる前に覚えるしかないです。

僕は忘れるのが嫌なので、本試験まで忘れないで済むように逆算してギリギリまで暗記はしませんでした。
ただこれは専念生にしかできません。

消費の理論は覚えづらいと言う人もいますが、覚え易いと個人的には思います。要件が綺麗に盛り込まれていて、文体も揃っており、リズム感があります。
当時はとても美しいとすら思っていました。今読んだらどうかはわかりませんが。

まあ、どうしても覚えられなかったら自分の言葉で書き換えてとりあえず覚えるのもいいかもですね。

次は応用理論について
続く

「どの科目が難しかった?」と訊かれることがありました。

僕が受験したのは、
消費→簿記・財表→法人・相続
です。

 

難しい順にすると、
法人>相続>消費・簿記>財表
ですかね。

 

まぁこればっかりは相性などもあるので一概には語れませんが、法人が最難関なのは言うに及ばず。

 

詳しいことはまた書く予定ですが、ざっくりそれぞれの科目の印象などをね。

 

1. 法人
最後に受けるとラスボス感が凄い。
確かにボリューム感に圧倒されるところはある。
ただ全部完璧にできる人はいない。
高レベルプレイヤー(多年受験生)が多く、
上級演習などを荒らしており、初学者は彼らの洗礼を浴びて萎縮してしまう。

 

が、やればやるだけ力を伸ばすことができ、直前期にようやく報われる。

 

理論はベタ書きが最も敬遠される科目。

 

2014年はN橋先生が試験委員に君臨し、
古色蒼然たる税理士試験に新しい要素を加えた。

 

タフなハート
 
それが肝。

 

所得税と共に、難易度・ボリューム・実務での使用・学問的な価値、全て最高のようだ。

 

2. 相続
中ボスっぽい。
ラストにこの科目を持ってきて苦戦する人が多いらしい。
カリキュラム的なボリュームは少なく、
株式と土地の評価以外はとても単純。
物納や納税猶予がとにかく覚えづらい。
理論はほぼベタ書き。

 

学問的には余り面白くない気がしている。

 

また愛人やら認知やら、物騒な世の中である。
そもそも人が死んでいるからね!
ただ死因に自殺はない模様。
 
3. 消費
パパスっぽい。よくわかんないけど。
ハマると苦戦する、という噂がある。
税法最初の科目としてよくオススメされるが、
働きながら取りやすい科目とも思われるので、後回しもいいかもね。

 

理論はベタ書きと応用的な発想力を問う問題とが出ている気がする。
 
3. 簿記
魔法が使えない状態で肉弾戦をしている感じ。
簿記力という名の筋肉での殴り合い。
ただ脳筋プレイヤーが支配的かというとそうでもない。
学者問題は会計士試験との親和性があるようだ。
苦手意識から後回しにする人も少なくないが、年を取るとパフォーマンスが落ちるという噂も聞く。

 

4. 財表
何かと雑魚扱いされる。合格率も高い。
それでも立派な一科目。
これはできるだけ早く確実に取りたい。

 

ただ学問的には会計学の領域に接続しているから、やろうと思えば奥は深いのかもしれない。