私の大好きな祖母は、昨年4月に末期がんで亡くなりました。





さかのぼること、20数年。


祖母は自分の両親(私から見たら曽祖父母)を


引き取るために家を建てました。


祖母、56歳の時。


程なくして母親が転んで寝たきりに。


父親は、知らず知らずのうちに認知症が進行していました。





それから10年後。


母親と父親は相次いで亡くなりました。





当時、介護保険というものはなく、


祖母は孤独だったと思います。


祖母は他県に住んでいたため、子育て真っ最中の私の母が


介護のために祖母を助けに行くことはできませんでした。





また、まだ10代だった私には、祖母の介護の大変さを


心から理解することができませんでした。





祖母が、壮絶な曽祖父母の介護の毎日を語ってくれたのは、


ずうっと後になってから。





認知症が進行し、でも体は健康なままの父親は


まるで大きな赤ちゃん。


言うことを聞かない父親を


羽交い絞めにして泣き叫んだこともあったと聞きました。





私の祖母は、その後76歳の時に私のマンションに越してきました。


私が娘を産んだとき、一番助けてくれたのは、一番近くにいた祖母でした。





そんな祖母は、だれからの介護も受けることなく、


末期がんであっという間に三ヶ月で逝ってしまいました。





清水由貴子さんのニュースを見て、


私の祖母の笑顔を思い出しました。


祖母はどうして一人でそんなに頑張れたんだろう・・・。





祖母の周りには、おせっかいな近所のおばちゃんが沢山いました。





介護や育児で、誰かに助けてもらうのは


決して悪いことではないのです。


でも、当事者はそれを分かっていても「迷惑をかけたくない」って


思って一人で抱えてしまいます。





いい意味でも悪い意味でも地域コミュニティが機能していた時代には


「お互い様」で助け合えた介護や育児。





少子化、晩婚、高齢化・・・さまざまな要因が複雑に絡み合っている


現代日本の大問題だと思います。