私の母方のお墓を、改葬することになりました。
というのも、祖母がなくなったのに、墓石が古すぎて
これ以上戒名が刻めない。
刻む場所がない、というのもそうなんですが、
とにかく古くて石がもろくなってしまっています。
そこで、あらたにお墓を作り直すことにしたのでした。
でも私、この古いお墓が昔から大好き。
うちのお墓の面白いところ。
(1)元号がどうやら江戸中期あたりからのものらしい。
(2)墓に○○家、という記載はなくてなぜか「銭屋」とある。
(3)でも家紋はうちのもの。
(4)表・横・裏までに満遍なく戒名が刻まれている。いったい何人?
どれが一番古い元号なのか、それすらよく読めないのが残念ですが、
見えますか?↓
・・・見えないですよね、、、
かろうじて「文化○年年」と「享保○年」と読める部分です。
その他、「寛政」「天保」「嘉永」あたりの元号が読めました。
って、いったいいつ??
享保、といえば。享保の改革。1716年~1735年の元号。
文化、は1804年~1817年の元号。
右側から古いのかと思ってたのに、結構ばらばらに書いてあるため、
もしかしたら後年になってから足したぶんもあるのかも。
しかも、何体(?)入ってるのかも不明。
このお墓、きっと江戸の町のとある共同体が建てたお墓で、
銭屋(江戸の両替商だと思います)が皆で入るお墓だったのかも。
それがどういうわけか、我が家のお墓として伝えられている不思議。
私はこの古さがとっても好きでした。
小さい頃から、お墓参りにいくとそのあと美味しいものが食べられる!
とか、かなりヨコシマな思いもありましたが
何より、そのふるいお墓を見て、遠い昔に思いを馳せるのが
好きでした。
私の歴史好き、史跡好きのルーツは、もしかしたらこのお墓にあったのかもしれません。
祖母の相続手続きの際、改正原戸籍をさかのぼってみたりしましたが、
さすがに江戸時代まではたどれません。
お墓のルーツがわからないのは残念ですが、
だからこそ、いろんな想像をめぐらせては、江戸時代の先祖が暮らしていた
息吹を感じます。
そして、現代まで続く命のつながりに感謝するんです。
ちなみに。
よく「お寺でお墓を買う」って言いますが、これは「所有権」にはならないんですよ。
お寺から、敷地の一部をお墓を立てるために「借りている」だけなんです。
なのでもちろん、個人的に売買もできないし、
返却しても、お金は戻ってきません。
なのに高いですよね・・・![]()

