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 駐車場や部屋に番号を割り振る場合,4や9をどうするかというのはオーナーさんの悩みの種であるよう気がするんでした。

 自分がこだわらなくても,借りる方が気にする人なら借りてもらえないだろうし。でも抜け番号があるというのも,それはそれでなんとなくイヤな感じもするだろうし。

 ときおり,かなやアルファベットで対応している駐車場なんかも見受けられますけれども,苦労しているんだなぁと思ってしまうところであります。

 今回の駐車場もそれと同じでありますけれども,もうちょっと進んだ感じなんでした。

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 このように,左から「梅・竹・桜・欅・松・楓」と並んでいるんでした。温泉旅館の部屋みたいであります。

 松竹梅が並んでいないのは,駐車スペースにランクができてしまうことを嫌ったんでありましょうか。これはこれでまた気をつかわないといけなそうでありますね。
 あまり難しい字だと読めなくて借りてくれないかもしれないし。「欅(けやき)」とか「楓(かえで)」とかはギリギリのラインでありましょうか。

 探せば「鯛・鰤・鰯・鮭・鰈・鰆」なんていう駐車場もあったりするかもしれない。
 寿司屋の駐車場なんかにはありそうな気もしますけれども,それこそ読めないか。でも高い寿司屋に来るくらいであればこれくらい読めなきゃいけないような気もするし。


 あるいは,これは何か暗号だったりするんでありましょうか。
 映画の主人公なんかだと,これを見て「こ,この文字列はッ」とか言って事件に巻き込まれていくのかもしれない。

 暗号として簡単なのはアナグラムでありましょうか。文字の順番を入れ替えるやつ。うちの物件でも前に何度か遊んでいますけれども。今回もやりますか。

「梅竹桜欅松楓」つまりは「うめたけさくらけやきまつかえで」を入れ替えて出来る文字列。
 濁点や拗音促音については甘くなるのは言葉遊びのお約束であります。

「けさでけえめたまやきかつくらう」:今朝でけえ目玉焼きかっ食らう
 ダチョウの卵でも食べたんでありましょうか。これは報告したくなるかもしれないでありますね。

「けえつめたまやきでさけくらうか」:けぇっ。目玉焼きで酒食らうか
 これも目玉焼きであります。あんまり目玉焼きをツマミにしてお酒を飲みたくはないようでありますね。でもそれしかないのでしょうがないんでありましょうか。

「きやくめらさえうまでかけつけた」:客めらさえ馬で駆けつけた
 お客でさえも馬で駆けつけるというのは,何か事件でありましょうか。しかも客めらというからには,あまり歓迎していない複数のお客のようであります。どういう状況なんだかよくわかりませんが。

「けさうらでかまえたきやくめつけ」:今朝,裏で構えた客めっけ。
 そのお客は朝から構えていたようであります。しかも裏に隠れて構えていたのを見つけられた様子。状況がこれもよくわかりませんが。

「けさかまくらえきでうけたやつめ」:今朝鎌倉駅でウケた奴め。
 お笑い芸人をめざして修行している人が,鎌倉駅で笑いをとっている他の芸人を見て嫉妬してしまったんでありましょうか。自分はスベったのかもしれないでありますね。

「けけさかまくらえきでうめたやつ」:け,今朝鎌倉駅で埋めた奴!!
 嫉妬のあまり,実力行使にでてしまったんでありましょうか。確かに埋めたはずの奴が,何食わぬ顔で目の前に現れたら確かに動揺してしまうところでありますね。鎌倉駅に人間を埋めるスペースがあるのかどうかわかりませんが。

「やたらでけえつまくうきさめかけ」:やたらでけぇ妻。空気さめかけ
 何かの事情で会えなかった妻に久しぶりに再会したら,とにかく(おそらく横に)大きくなってしまっていたと。それまで会いたくてたまらなかったのに,さめかけてしまっているよ。ということでありましょうか。ご愁傷様であります。

 まぁ,いずれにしても暗号にして誰かに伝えないといけないような内容ではないような(シャレでなく)気はするところであります。

 こういうのをやりだすと路上観察というのとは離れていってしまうような気もしますけれども,ごかんべん願いたいわけでした。

「梅竹桜欅松楓」は吉田町…いや燕市・吉田下中野あたり。