ローマ法王パウロ二世が逝去なされた。バチカン市国は法皇を悼む世界各国から訪れたカソリック信者で溢れ帰っている様子がくり返しTVでも報道されている。間もなく「コンクラーベ」という次期の法皇の選出がなされるという。私も亡くなった養父がカソリックであった関係もあってそこそこの興味は持っていたもののそれほどこの宗教に詳しくはない。日本人にも二名の枢機卿がおり法皇になる権利はあるんだとか、私にとってはこれも初耳である。というのも遠藤周作の「イエスの生涯」と「キリストの誕生」を橋本にある図書館で借りて読んだ程度の知識である。

そういえば前に住んでいたマンションが「サマリアマンション」という名前であり不動産屋さんに「サマリアって何?」って聞いたときに「なんか、イエスキリストと関係あるらしいですよ、デベロッパーさんがキリスト教の信者とか言っていました」なんていわれたこともあった。しかし遠藤周作の「イエスの生涯」を読むと サマリア人はあまりキリストには協力的ではなかったとか。その後不動産屋の「サマリア社」もバブルの崩壊と共に消滅してしまったようだ。

それと知っている方では作詞家の中山大三郎と建築家の清家清氏が亡くなった。いずれも私が現役時代にかって取材させていただいた方々である。中山大三郎氏とは渋谷の「聘珍樓」でお会いした。まだ癌の発病の前で大変お元気であった。「週刊朝日」の本格焼酎の取材であった。故郷の宮崎の芋焼酎「霧島」を大変愛しておられて「もうまい日晩酌は、霧島ですよ」と温和な顔をほころばせていた。清家清さんはご自宅でお話をうかがった。ご自身が設計なさった書斎は人柄を反映して温かな雰囲気が満ちあふれ、ご自宅のお庭には趣味の実物の客車がおかれていたのが印象的であった。