2年くらい前のNHKの連続テレビ小説の「まんぷく」でのお話し。

日清食品はインスタントラーメンの商品化に成功し
大ヒット商品になりました。

そして、アメリカにそれを持ち込んで試食をしようとしたところ
ドンブリがない、お箸もない。
しかたなくコーヒーカップにフォークで食べたところ
「これは美味しい!」と
とっても良い感触を得たのです。

そして、日本にそれを持ち帰り
、、、ふと考えました。
「コーヒーカップ」と「フォーク」
これで新しい商品はできないか。

でも、簡単ではありませんでした。
カップは手で持つと熱い。
具が3分でなかなか美味しくならない。
試行錯誤の連続。

工夫に工夫を重ねて
やっとのことカップラーメンが完成したのでした。

この斬新なアイディアと
技術の結集された新製品。
売れないはずがない!
ところが、さっぱり売れません、、、

日本の文化は
食事は家で食べるもの。
なんで値段の高いカップラーメンが必要なの?

主人公の福子は考えます。
「う〜ん、、、私たちに何かが欠けている」
※私たちとは福子と創業者の萬平のこと

「そうだ!私たちに『志』がないんだ!!」
このカップラーメンで
私たちは何をしようとしているの?
どう世の中を変えていこうとしているの?

考えに考えて一つの「志」に突き当たりました。
「外で歩きながら食べれる、若者の新しい食文化!」
これだ!!

そのあとは、皆さんのおわかりのとおりです。

私は最近、多くの起業家のかたと出会い
ご支援をしています。

「志」が有るか無いかは成功への大きなカギ。
誰も他人の金儲けに協力はしてくれません。
「志」に協力してくれるのです。

、、、と最近よく思うのでした。

製品化のイロハ支援室ロジ 小田淳