こんにちは、山下かおりです。
現在23歳、一人暮らしをして自活できている長男。
中学の時にＡＤＨＤの診断を受けています。
今では彼の事を本気で大丈夫、と信じられるようになりましたが
小さい頃は、それはもう
必死に「他の子と同じ様に、普通に出来る子
に育てなくては」
と頑張っていた時期がありました。
約束を守らなければ
頭を丸刈りにした事もあるし
お母さんは僕の事嫌いなんだ、もうヤダ死にたい！って
言われた事もあります。
ずっと私が何とかしなければ
ロクな大人にならない、って意識だったと思います。
ＵＭＩを始める４年も前の話です。
その意識が外れ始めたのが
高校２年の終わりに進路を決めるとき。
突然、
／
日本の大学に行く気がしない。
アメリカの大学は途中で学科を変えることも出来るし
プログラムが興味ある事ばかり。
留学したいから、勉強したい。
＼
と言い出して高３は昼間は高校に行き
夕方から留学専門学校に行く
というダブルスクール状態になりました。
まず、続かないだろうと
見くびってました。
とっさに思いついたみたいだし
英語のテストは散々だし
留学なんて簡単にできるものじゃないでしょ？
ちょっとお金がもったいないとも思ったり。
行きたい大学の話をされても全く分からないし
もう勝手にしろ、どうせ途中であきらめるでしょ
って、完全に私は関わらない宣言をしました。
手続きとか、とにかく面倒なことは
一切やらないから、自分でやりな
って放置しました。
この頃ＵＭＩをやっていたら
信じて手放す、ということを実践するところですが
そんなの頭の隅にもない私には
子どもの力で留学するなんて無理無理、って
放っておけば行けないだろう、という感覚で。
完全に下に見てるｗ
でも
彼は
何度もギリギリの壁を越え
書類の不備も助けてもらいながら
どうにか希望の大学に留学できてしまったのです。
小さいころから
宿題はやらない
提出物も出さない
先生には反抗的
小学校の時に担任に
必ず不良になる
なんなら犯罪者はこういう子だ
とまで言われた彼が
自分の力で
やり遂げてしまった。
私は完敗でした。
ではなく、手放して良かったのでした。
あれから長男に対する私の意識は
自分でできる人間に変わりました。
ずーっと心配の渦で
彼はフォローが必要な人間だと決めつけ
私の思う「安心」な行動をする大人にしないと
ダメになる
という思い込み。
いま思うと
そこに違和感を感じていた長男からの
強制的な手放しをされていただけなのかも。
そして急にこのことを思い出したのは
同期のさおりちゃんが
「今現在の息子に
障がいの特性を感じなくなった事」
とブログに書いていたのを見て
それだぁ～～～！
と急に降りてきたわけです(笑)
そう、彼の個性をつぶしにかかってた私は
いま、尊重できるようになって
ようやく対等に認める事が出来たというわけです。
さおりちゃんの
お子さんへの対応は
見ててとても微笑ましく
私も息子が小学生の時に
ＵＭＩやってたらなぁ・・・
と思うと同時に
彼には私の圧力があったからこそ
留学を自分の力でできるくらいの
エネルギーに変える事ができたのかもしれない、と。
やっぱり起こる事とタイミングは
必然なのだと思うのでした。
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