動画でよがる ~ 真夏の超ホラー祭り編⑥ ~ | つっちーの“ひとりでよがって”

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みなさん、こんばんは。
第6回目の今回は、アジア圏ホラー特集をお届けします。

前回の前書きで、オリンピックにまつわるネガティブネタ報道に言及しましたが、フワちゃん騒動も連日報道されています。
フワちゃんの投稿を額面通りに受け取れば、確かに許しがたい発言に思えます。
ただ、この問題はフワちゃん個人を非難して済む問題でしょうか。

テレビのバラエティ番組では「死ね」とか「殺すぞ」などの発言を頻繁に耳にしますが、軽々しく言っていいこととは到底思えません。
「バラエティだから許される」ととらえているのか、そもそもなんとも思っていないのかはわかりませんが、テレビ局をはじめとするメディアがそのような風潮を築いてきた面はあると思います。

それに伴って個人個人の感覚がマヒし、もしかしたら「笑いをとれる」とでも思って軽い気持ちで同様の発言や投稿をされる方もおられるのでは?
また、同じような言動でも許される人と許されない人がいるという摩訶不思議な風潮も根強い。
セクハラになるような行為や礼儀を欠いた言動などでも、「キャラだから」「テレビだから」。
むしろ、幼い子供達も影響を受けやすいテレビだからこそしっかり考えないと。
今回の騒動については、もっと広い視野で考えていくべき問題だと強く感じました。

ではそろそろ、今回ご紹介するアジア勢が4年後のロサンゼルスオリンピックで活躍することを祈願しつつ作品紹介へ移ります。
声援とブーイングが入り乱れそうなネタバレとともにご覧ください。

○『哭悲/THE SADNESS』(台湾/ネットフリックス)
可愛らしい顔のヒロインが序盤から超ミニスカ美脚を披露。
特に彼氏が運転する原チャリから降りるシーンは「お、お~っ!? あーもう、めっちゃ惜しい!」と、この時点でまだそれらしきシーンがなかったこともあり「ホラー映画特集のネタ収集」という本来の目的を忘れそうになっちゃいました。
この「見えそうで見えない状況」を表す「ギリギリズム」という造語があるとかないとか。
チラリズムには狂喜乱舞するわたしですが、ギリギリズムも欣喜雀躍ですなー。
それはさておき、この後徐々にホラー映画の本領を発揮していくのですが、これがすこぶるグロい!
グロ、ひたすらグロ、これでもかとグロ、これほどのゴア描写連発は久々に観ました。
さらには時々悪趣味なエロも交えるため鑑賞中は不快感しかなかったのですが、35分くらい経過したところでヒロインの一瞬のパンチラが!
画面が暗めだったため、せっかくの純白パンティ(に違いない)がやや濁った色に映りましたが、それはまるでエログロスプラッターにまみれた砂漠の真っただ中で奇跡的に見つけたオアシスのよう。
しかしながら、このコンマ数秒の癒しの後は阿鼻叫喚の世界に逆戻り。
とにかく不愉快シーンの連続なのでおススメできません。

○『あるメイドの秘密』(タイ/ネットフリックス)
「ウマのような美人」。
面と向かってこのように言われた女性は嬉しいだろうか。
確かに、お馬さんは凛々しい表情でスタイル抜群、おまけに身体能力に秀でた動物界のスーパースター。
してみると、面長美人であるうえにナイスバディ、ついでにアスリート感が漂っているという最大級の誉め言葉かもしれない。
なるほど、なるほど。
さて、一体何が言いたいのかと申しますと、本作には「羨ましいよ、ウマのような美人がいて。」というセリフがあるのです。
これは、お金持ち夫妻が主催する会食中に招待客の一人が夫妻に対して発した言葉。
奥様が面長な方だったため、わたしはてっきり「馬ヅラのような美人」と言っているのかと思い、「えーっ、そんな褒め方ある?」とビックリ。
妬みから生じた皮肉なのかとも思いましたが、奥様は特に気にした様子もなくお食事を楽しんでおられました。
タイの文化については無知なので、もしかしたら「ウマのような」という表現は女性を褒める場合の常套句なのかもしれないなー。
ということで、冒頭の考えに至ったわけです。
ところが、後に奥様のお名前が「ウマ」であることが判明。
それまでは「奥様」と呼ばれるシーンしかなかったので、まさかお名前だとは・・・。
それはともかく、どんな映画なのかというと、おウマさん夫妻が新たに雇ったメイドが実は以前この家で生き埋めにされたメイドの妹であり、姉が生んだ子供以外は復讐のため皆殺しにされるというお話ですが、
・姉メイドについて、おウマさんや奉公人たちは「突然黙って去った」と口裏を合わせていた
・妹は序盤に遭遇する姉の幽霊にビビりまくっていたが、その後、姉の霊力により(?)姉が奉公してから生き埋めになるまでの過程を傍から見ているような体験をする
・妹は殺す際にためらいがなく、手際が非常に良い
・途中に挟まれる回想シーンで、妹は前の奉公先でも雇い主夫妻を殺害している
などを考えると、復讐が目的だったとはちょっと考えづらい。
「殺人鬼である主人公は、姉が行方不明になった手掛かりを探すついでに殺人欲求も満たそうと考えていたところ、姉が殺されたことがわかったため結果的に復讐を果たした形になった」という解釈が妥当と思われます。
以上、奉公先の人々を冥途へ送るメイドを描いたメイド・イン・タイランドの映画でした。

○『ポンティアナックの復讐』(シンガポール・マレーシア/ネットフリックス)
冒頭に、テロップで「出産中に死んだ女性はポンティアナックと呼ばれる吸血幽霊となりこの世に戻る」という言い伝えが語られます。
さらにネットで調べてみたところ、「復讐対象の男性の男性器を引き裂くことがある」とのこと。
なんとまあ恐ろしい幽霊ではありませんか。
ところがですね、本作に登場するポンティアナックさんは幽霊っぽさがほとんどなく、闇の力を手に入れたB級格闘アクション映画のラスボス的なキャラです。
村人がこぞって退治にやってきた際には殴る、突き倒す、ジャンプしながら拳を振り下ろす、首を締め上げる、などの技で対抗するだけで、チ○コを引き裂くシーンはおろか吸血シーンさえありません。
見た目も見た目で「尋常じゃなく顔色が悪い普通の女性」という感じだし、額に付着した返り血も赤鉛筆で書いたのかというレベル。
せめてケチャップでドロッとした血の感じを出すとか、もっとどうにかできたでしょうに。
そんなわけで、残念ながら映像的にはホラー映画史上最低クラスでしたが、復讐を果たした後の身の引き方にはホロっとしました。
そうそう、ケチャップで思い出しました。
週末は夜食にインスタントラーメンを食べながら映画観賞するのが至福の時間なのですが、インスタントばかりでは体に悪いので、最近はお手製ピザトーストで代用することがあります。
そこは面倒くさがりのわたくし、具材という具材は何もなく、食パンにとろけるチーズをのせた上にケチャップとマヨネーズを網の目状に垂らしてレンチンするだけ。
で、マヨネーズ好きな人のことを「マヨラー」って呼ぶじゃないですか。
これはいったいどういうことなのか、って話です。
おそらくは、その昔安室ちゃんのファッションを取り入れる方々が「アムラー」と呼ばれていたことから派生したものだと考えられますが、「アムロ」の「ロ」が「ラー」に変換されることには納得できるのです。
しかし同様の理由で「ナオラー」というのが流行りました。
「アムラー」が安室ちゃんなら、「ナオラー」は誰かというと、なんと、飯島直子さんなのです。
そんなばかな、「ナオコ」なら「ナオカー」だろう、どこをどうやったら「ナオラー」になるんだ!
と、連日のように「ナオラー」を連呼するメディアに辟易したものです。
その後、篠原ともえの「シノラー」なんてものも現れましたが、これは「シノハラ」の「ハ」を省略して生まれたものと考えれば、まあ納得できます。
そして問題の「マヨラー」ですが、これは「ナオラー」同様、そんなばかなと言わざるをえません。
今からでも遅くはない、これからは「マヨネーザー」と呼びましょう。
カズレーザーみたいにインテリ感があって素敵でしょ?

というわけで、アジアンホラー特集はこれにて終了です。
次回はいよいよ最終回、パリオリンピック日本代表の大活躍を祝して、邦画ホラー特集をお届けします。