動画でよがる ~ 年末年始、悩みだらけで頭が痛いわい、でも映画は観ちゃうもんねー編⑨ ~ | つっちーの“ひとりでよがって”

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みなさん、こんにちは。
いよいよ今回で最終回となった今年の年末年始特別編、最後まで気を抜かずにビシッとしめましょう。

昨年の年末年始特別編でラストを飾ったのは、我らがドニー・イェン特集でした。
今年の最終回一発目のネタもドニー主演作ですが、そのドニーが出演しているディズニー映画『ムーラン』実写版は、いろんな意味で話題になったようですね。
今のところ鑑賞するためのハードルが高く、DVDを購入するか有料のディズニー公式動画配信サービス『ディズニープラス』に加入するしかないようです。
うーん、すごく観たいけれど、最近電気代がバカ高くなって出費を抑えないといけないから当面は無理かな・・・。

それはともかく、今回ご紹介するドニーは一味違う?
気になる内容は一味も二味も違うネタバレ満載の本文で確認するアルヨー!!

○『燃えよデブゴン TOKYO MISSION』(香港)
なんと、ドニーがデブゴンに!?
さすがのドニーも、おデブになっちまったらキレッキレの格闘技が見る影もなくなるのでは??
なんちゃってドニー一派としてはそれは困るなー、アクションあってのドニーでしょうに。
でもまあ、元祖デブゴンのサモハンだってカンフーの腕前は冴えわたっていたし、元々最強のドニーならば敵にとってはちょうどいいハンディかもね。
おや、外見上はいつものドニーと変わらないように見えるが、脱いだらスゴイ的なやつか?
と思ったら、体重計に表示された数値は66kg、こんなの全然おデブじゃないじゃん。
してみると、デブゴンは別の俳優さんが?
そのドニー、冒頭で強盗団を懲らしめるつもりがやり過ぎてしまい、デスクワークしかない証拠品保管室に左遷されてしまいます。
強盗団にかまけて結婚写真の撮影をすっぽかしたため婚約者とも別れることになり、さらには足を骨折、暇だわ動けないわでやけ食いした結果、6か月後にはなんと120kgのハイパーデブになっちゃいました。
やっぱドニーがデブゴンだったのか、でもいくらなんでも太り過ぎじゃないだろうか、元祖デブゴンはどちらかというとぽっちゃり系でそこまで太っていなかったぞ。
しかし役作りのために本当のおデブになってしまったわけではなく、特殊メイクだったのでホッと一安心。
これならば普段のキレを失わずに悪者どもをやっつけてくれるでしょう、見た目はチョイとイケてないけれど。
で、この後物語の舞台は日本に移り、ヤクザを相手に大暴れするおデブドニー。
最後は婚約者を人質に取ったラスボスと東京タワーのてっぺん付近で戦い、激しいバトルの末に勝利したおデブドニーに婚約者も惚れ直し、香港へ帰って無事結婚、おデブのままではありますがハッピーエンドとなりました。
おデブドニー以外にもコメディ要素が満載の本作、ドニーとサモハンの新旧デブゴンが共演・対決した『SPL/狼よ静かに死ね』のパロディがあったり、お笑い芸人バービーがマーメイドのコスプレで撮影されるシーンがあったりと、いろいろ楽しめます。
ちなみに、バービーを撮影していた男性はAV監督という設定でした、ということはバービーは・・・?
この先はあえて考えないこととして、ウィキによるとドニーのおデブ特殊メイクは数十kgの荷重負担があったらしく、わたしの予想に反して自然に太るよりも大変だったようです。
それを微塵も感じさせないドニーはやっぱりスゴイ!!

○『ボルケーノ・パーク』(中国)
2年前の年末年始特別編、第2回「洋画特集」の前書きにおいて言及した本作、今回のネタの中では最も楽しみにしていた映画です。
かつて噴火があった火山島、その20年後、そこには活火山の上に建つ世界初のテーマパークを目玉とする一大リゾート地が完成していた。
20年前の噴火で研究員だった母を失った娘は、母の意思を継ぎ仲間と共に噴火感知システム『朱雀』を完成させる。
さっそく起動したところ、今まさに噴火の兆候が。
彼女は経営者に今すぐ閉鎖するよう訴えるも、この事業で借金を返済しようと思っている経営者は取り合わない。
しかし、多くの観光客で賑わうリゾート地はその日のうちに最悪の事態に見舞われるのだった・・・。
というのが大体のあらすじ。
ストーリーはよくある感じですが、迫力ある映像や俳優陣の演技、描かれる家族愛、ジェイ・チョウが歌うエンディング曲など、期待通りの映画でした!
火山学者を演じるワン・シュエチー、随分前に観た『孫文の義士団』で彼が演じた父親役を「え?パパじゃなくておじいちゃんでは?」と思ってしまったのですが、本作の制作年は2019年であり、さらにお年を召されているものと思われます。
そんなおじいちゃんイメージのシュエチーさんが、本作ではバイクで疾走するシーンがあり、むしろ若々しく見えました。
母を救えなかった父を恨んでいるのか、ハンナ・クィンリヴァン演じる彼の娘は父の言うことに反発してばかりでしたが、未曽有の災害と向き合う中で親子の愛情を取り戻していきます。
ハンナの演技力が抜群なため、死んだと思われた父と無事に再会し抱擁するシーンを始め、数度ある泣き顔シーンにもらい泣きせずにいられませんでした。
2年前に『スカイスクレイパー』に言及した際、ヤな女とか言ってすみません。
今思えば、心底ヤな女に思えたのも演技力のなせる業だったのでしょう。
そのハンナについて、たまたま画面を見た嫁さんが「この人、キレーい!!」と感嘆の声をあげました。
次のシーンで再度映ったハンナを見た嫁さん、「この娘も綺麗やねー」とのたまいますが、いやいや、同一人物ですから。

○『スリングショット』(香港・台湾)
こちらもハンナ・クィンリヴァン主演映画で、製作総指揮はジェイ・チョウという、見逃せない一本。
かつて常勝軍団だったレーシングチームが、今や成績不振が続いたあげくに存続自体が危ぶまれる状況に陥り、その危機を救うべく天才ゲーマーをレーサーに仕立て上げるお話。
おいおい、実際のレースは命の危険もあるだろうに、いくらなんでも素人を走らせちゃっていいの?
と思ったら、映画の中でもライバルチームからその点を咎められるシーンあり。
ですが、なんだかんだでチーム再建は果たされ、チャンピオンチームへ返り咲くという結末でした。
うーん、そもそもカーレースに興味ないっていうのもあるかもしれませんが、まったく響かない映画でした。
しかしですよ、思いがけずジェイ・チョウも出演しており、チョイ役ではありましたが伝説の路上レーサー的な役柄で、彼が主演した『頭文字D THE MOVIE』を大いに意識したものと思われます。
ハンナと絡むシーンはないものの、夫婦共演が実現していたことは嬉しい誤算でした!

今年の最終回はこれで無事終了アルネ。
チョッピリ淋しいという気持ちわかるアルヨ、でもその分、今から来年の年末年始特別編を楽しみに待つアルネー!

というわけで、今年の年末年始特別編はこれにて筆をおくことにします。
心身リフレッシュという名目で映画に没頭する日々を送ったわたしですが、気分がそこそこ回復したのもつかの間、仕事始め以降は難題のうえにさらなる難題が積み重なるなど、すぐにまたストレスメーターがMAX近辺まで上昇しました。

しかし、愛する家族との生活の中でメーターは徐々に下降し、最近はかなり落ち着いてきました。
「家族との時間<映画鑑賞」でリフレッシュだなんて思ったのは気の迷いでしょう。
これからはもう少し家族との時間を大切にしたいと思います。
とか言って来年も同じようなことを言ってそうだ・・・。

ではまた来年お会いしましょう。