2011年2月15日  晴のち雨、、そして大雨、、、

 

 

最近、好きになったかも、、、という子がいる。。。

 

 

日本人だ。。。

 

 

イタリアに来てまで、日本人に恋をする自分を認めたく無かった。。。

 

 

だって、イタリア人と本気の恋をしたかったから。。。

 

 

だって、それってイタリアに来て和食を食べるようなことだから。。。

 

 

さて。。。

 

そんな僕の心を揺れ動かす彼女と初めて出会った日は、冬の到来を告げる木枯しが吹く、とても寒い日であった。

 

寒さのせいか、フードを被ったまま学校に入って来た彼女。。。

 

フードとマフラーとの、ほんのわずかの隙間から見せた彼女の瞳は、僕の心を一瞬にして奪い取った。。。

 

「素敵だ。。。」

 

僕は心の中でそう呟き、上級者クラスに入っていく彼女をいつまでも見つめていた。。。

 

※学年で言うと僕は1年生、彼女は2年生

 

数日後、彼女は髪を切った。。。

 

僕の好きなベリーショートに。。。

 

一段と綺麗な彼女を見た僕は思わず話しかけてしまった。。。

 

 

「あっ!!髪切ったんですね」。。。

 

 

それは、僕が初めて彼女と交わした言葉だった。。。

 

もし日本であったなら、名前も知らない男にいきなり言われたら「えっ 誰あなた、、怖い」、、、と言われ、

 

まず警察に通報されるであろう。。。

 

しかしここはFirenze...

 

ノープロブレム。。。

 

問題などなかった。。。

 

 

 

多分。。。

 

 

 

それからというもの、彼女のことばかり考えてしまう。。。

 

こうしてブログを書いてる今も、考える。。。

 

部屋をわずかに灯すキャンドルの向こうにいる彼女。。。

 

 

真剣にブログを書く僕に微笑む彼女。。。

 

退屈そうにベッドで横たわる彼女。。。

 

機嫌を損ねて、ふて寝してる彼女。。。

 

 

 

でも、気づけば、、、

 

全ては妄想。。。

 

妄想から現実に戻れば、つかの間の喜びは寂しさに変わる。。。

 

 

そんな彼女を想う僕に神は、彼女と二人きりになるチャンスをくれた。。。

 

 

朝、自転車で通学している僕は、偶然に彼女を見つけた。。。

 

 

彼女の後ろを走っていた僕だが、後ろ姿を一目見て彼女だと感じた。。。

 

 

声をかけたかった。。。。

 

 

そして自転車から降りて、歩きながら話をしたかった。。。

 

 

ほんの少しでもいい、学校までの道のりを、彼女と並んで歩きたかった。。。

 

 

だが僕は、彼女の横をスピードを落とさずに通り過ぎてしまった。。。

 

 

声をかける、ほんのわずかな勇気さえも無かった。。。

 

 

それからというもの、

 

僕は毎晩彼女のことを考えてしまう。。。

 

この高まる気持ちが押さえきれない僕は、勇気を出して今日こそ彼女に話しかけようと決めた。。。

 

 

でも。。。

 

彼女が僕を避けているのか、神が与えてくれたチャンスを逃した私への罰か。。。

 

 

その日は学校中を探しても、彼女に出会う事は出来なかった。。。

 

 

僕は、図書館に寄る予定を変更して、急いで家に帰ると、

 

 

勇気を出してフェイスブックにて、彼女にメッセージを送った。。。

 

今日は、聖バレンタイン。。。

 

イタリアでは、夫婦や恋人同士がお互いに気持ちを深め合う日。。。

 

思い切って伝えようではないか。。。

 

「Ciao  いきなりですいません、、、今度よければ一緒に食事に行きませんか?」。。。

 

。。。。

 

 

。。。。

 

 

。。。。

 

僕は送信ボタンを押せず、その文字を消し、書き直した。。。

 

「Ciao この辺でおすすめのトラットリア(レストラン)を教えてください。。。友達に探してくれと頼まれまして」。。。

 

 

 

こうして、彼女との距離はどんどん離れ行て行くのであった。。。

 

 

Ciao...ciao...