ずいぶんと時間を無駄に為てきました。
ずいぶんと人に迷惑を掛けてきました。
私が生きていることで誰かを笑顔にしたり元気にしている瞬間もあったけれど、
果たしてそれは今も継続されているだろうか。
俺は俺であることに疑問を持ち、
少なからず現状を変化させていこうとする。
やがて世の中には上手くいかないことが存在するということに気付きはじめる。
世間を傷つけてしまった分、俺は俺で自分を傷つけ続ける。
己に懺悔の杭を心臓や臓器がぐちゃぐちゃに崩れ、原型を成さないほどのイメージで打ち続ける。
そうして己にたまった悲しみ・痛み・憎しみを、他の表現方法へと昇華させる。
人間は孤独なのだと、気付かされる。
向かう先が破滅であることが免れなかったとしても、
人生が終わってしまうコンマ一秒手前まで後悔の無い人生を送りたい。
自分が生きていることで他人が生きている様なフィーリングを感じていたい。
漠然とした不安と後悔が俺の心にしがみついていて、それがアンモラルな行動を量産する。
もうやめて、もうやめよう、もう終わりにしよう。
それで楽になれる。
幸福と不幸は紙一重。
結婚も離婚も流産も葬式も
矛盾を視点ずらせば合理的。
ボサノヴァ空中分解
呑み過ぎて後悔後に経たず
あと一歩踏み出せば黄泉の国
本当に、それで、終わっていいのか
そう。
そうだった。
私は。
全ての、
恩返しと、懺悔の意を込めて、
私は自殺をせずに生き残って、表現してみせようじゃないか。
自分の生き様を。この表現を。私が生きているという証明でもって。
私は、生きている。
生きているからこそ、表現するのだ。