心臓が張り裂けそうなぐらいバクバクして、体の震えも止まらなかったロイスが救急車で病院に到着すると心臓もめまいも無くなっていて、心電図にも異常がありませんでした。

そんなはずがないと思いましたが、先生は冷静に心臓にも脳にも異常がありませんとおっしゃった。

ではさっきの死ぬと思うぐらいの体の異常は何だったのか?


そんなはずはないと確かに天井がぐるぐる回ったのに異常がないはずがないと病院から帰って来て

もしかしたらメニエルかもしれないと、夕方耳鼻科に行って検査してもらうと

先生「ロイスさんのようにきちんと洋服を着てお化粧をしている人はメニエル違うで。本当のメニエルの人は服も着られないしお化粧もできへんで、浮気の一つも出来へんからこんなことになるのや!」

この先生は・・・・・人がめまいがして困っていると言うのに何の話をしているのか??

浮気したら治るのだろうか・・・そんな馬鹿な。


きっと先生のおっしゃりたいことは、もっと気を大きく持ちなさいと言う事だったのだろうと思います。

自分でどこかに異常があるはずだと思ったロイスは、あらゆる検査をしましたが、どこにも異常は有りませんでした。どこも異常が無いのだから心配はしないでおこうと思いましたが、出かけようとすると

またあの発作のような事が起こったらどうしょう、出かける前には必ずこの不安が襲ってきました。

この不安がもっといろんな不安を誘い出しました。そうして頭の中は不安だらけになって、肩がこって、手足がしびれるようになりました。不安でお買い物にも行けなくなりました。

スーパーに到着すると、何を買っていいのか解らず、そのまま帰って来たり、電車に乗ろうと待っていると何か不安になって、きっと電車に乗って行くと今日は悪い事が起こるかもしれないと、自分の不安を信じ帰って来たり、だんだん自分に自信も持てなくなって、人の視線がとっても気になったり

ご飯もまともに作れなくて母としても自信がなくなって来ました。


そうしてやっとのことでご飯を作って、食べようとすると飲み込めなかったり、一年で8㎏ほど痩せてしまいました。これがクラークを閉じこもらせた病気だなと思いました。体が言う事を聞きませんでした。そうして鍼が良いと聞いたので一年間鍼治療に通いましたが、一向に改善せず、最後には針の途中で自分でもわからず泣き出してしまい、先生が

先生「私は何にもしてないのに何で泣くんや!」と怒られてしまい、もう鍼治療に行くのは諦めました。

そうして子供の参観日に学校まで行くと門を入ろうとすると又発作、急いでタクシーを拾って引き返しましたが、タクシーの中で死にそうになっているロイスがいました。家に帰ると玄関を入るなり又発作、そんなこんなで外出が減ってしまいました。

そうして心療内科に通い何度かカウンセリングを受けました。その時にソラナックと言うお薬を貰いました。発作が起こる前に毎日飲みなさいと言う事でした。薬に頼るのは嫌だったので、薬と同時にミンティアを一個食べました。これはいつか体がミンティアを飲むことで薬を飲んだと安心させるためでした。


そうして2年ほどそんな生活をして、治るきっかけになったのは姉の言葉でした。次回に書きます