今から11年前の頃から、スエットパンツが街着として、躍り出てきました。

部屋着やワンマイルウエアとして認知されていたアイテムに、新しい魅力がリデザインされて。


国産メーカーでは、まだまだ見かけることのなかった仕様です。


裾のリプがシルクになり、ポケットの縁やドローコードもシルク素材に。

次の10年前に国内メーカーから登場したラインパンツです。


同じくポケットと共にサイドのライン入り。

それでも、他メーカーではまだまだ少数派でした。

そして、次の年から国内の様々なメーカーから登場し始めて、11年間売り続けていることになります。

国内メーカーの生産が終了した後も、様々な形でインポートでは受け継がれてブラッシュアップしながら継続されているアイテムなのです。


そして、今年のインポートのラインパンツです。


ポケットのライン。


かなり太い起毛の畝のあるフロッキー仕上げの様に見えます。


光の加減で、変わる光沢が今季らしい陰影を作ります。

この辺りは、世界のトレンドをしっかりと反映したライン素材を使い、太さも絶妙な部分です。


更に今から30年近く前にも、ラインパンツブームはありました。

ジャッチと呼ばれていたトラックジャケットをストレッチベロアでブーツカットにした、プーマのトラックスーツです。

やがて、ディスコに代わり多くなったクラブで、B系ファッションとして定着した事もあります。

そのライン入りトラックジャケットが復活した今季、ハイカラーブームと合間って、登場してくるのも必然なのかもしれません。

トレンドアイテムは、そのルーツを知っていると、ブーム後も活躍するアイテムが殆どです。


そして、それがないアイテムは、旬だけで着なくなる可能性が高いので、なるべくなら一過性に見合うプライスの品がいいと思います。

ハイカラーとラインパンツ、相性は良いので、当店としてはお薦めのアイテムなのです。

ワイドだけで無く、スリムなところにも注目です。