その訳は、簡単です。
ワイドなパンツにバリっぽいTシャツと言えば、フレンチスリーブ。
今季のネオトラッドも、レディースは、フレンチトラッドよりなんです。
そんな印象を受けています。
これは、そんな9年前の雑誌の表紙です。
9年前の7月の画像なのかな?
当店のブログ画像です。
トレンチコートの柔らかさが、伝わるでしょうか?
いつものバシッとではなく、柔らかいのです。
9年前と言うことは、来年が、その10年後。
今季の秋冬のマッキントッシュフィロソフィーで、オーダーしているトレンチは、マッキントッシュらしからぬ柔らかなタイプになっています。
ライセンスの良さで、デザインの自由度が上がっているのかも知れません。
トラッドメーカーは、トレンドには疎いのです。
その変わらなさが、トラッドメーカーである所以ですが、時代に合わせた修正は繰り返し行われています。
9年前のジレSTYLE。
ボトムは、ブーツカットに近いテーパードフレアパンツでした。
九年前の画像より。
雑誌に載るだろう事は想像がつくので、早めの仕入れです。
そして英国のバブアーのワックスモデルのビデイルもフランスやイタリアのプリントアイテムに合わせた、パリらしいミックストラッド?モード?コーデ。
こちらも9年前のバブアーです。
去年あたりから、レディースでも異常に注目されて、UNIQLOまでが、雰囲気を真似た品を出していました。
そのお陰で、本物が注目された、なんて事も考えられます。
量販店に出ると皆が買うので、より本物の存在感は増してきます。
伝統のものは、それ以上のアイテムは無いわけで、超えても違う物になってしまいます。
そしてバッグも、もう小さくなったので、後は大きくなるのを待つだけ。
9年前のこちらはリュックだったと思います。
自転車やバイクの方は別として、歩く時は、小脇に抱えて持っていた印象があります。
この数年前に、クラッチバッグが流行っていたので、その時の名残です。
今年の初めも、雑誌モデルやセレブ達は、皆んなバッグは小脇に抱えて持っていましたから。
へーっ、バッグの持ち方まで、繰り返すんだと驚いたのを覚えています。
10年前も皆んな、こうして持っていたと思います。
ファッションが繰り返されているのは、皆が知るところですが、その中には、一定の法則が存在しているように感じて、それを検証するために始めたこのブログの記録です。
可視化する事で、皆さんに知っていただければ、買い物の失敗は少なくなるだろうと思い、始めた記録です。
その時から、十数年続けて、初めて検証できる事なので、希少な記録になるのかも知れません。
当時、業界紙の日本の専門店100選に選ばれたのも、そんな話をしていたメーカーの方の推薦と聴いています。
東京や大阪の方に、こんな片田舎の店を知っていただけて光栄な事です。
約各県から2店舗。
福岡県で選ばれたどちらの店も知ってるお店で、高額帯のスーパーブランドを取り扱っている店なので、納得です。
そこで、移転オープンしたばかりの下関店、山口県枠で、選ばれました。
とても光栄に思います。
でも当店は、どれも少し頑張れば手の届く品ばかり。
その他の店も殆どが、何らかのスーパーブランドか、東京ドメスティックを取り扱う高額帯の店ばかりでした。
手の届く価格帯で、多くの展示会を周り、先見の明を活かして、厳選した品をお届け出来ればと、スタッフ一同考えています。
ブランド品は高額なので、誰が選んでも良くて当たり前なのです。
しかし、長く愛着を持って、着続けられるのかどうかは、別の話です。
同じ高額でも、それはトラッドメーカーに、軍配が上がるような気がします。
なので、臨機応変に、取り入れて頂ければと考えてもいます。