ミニが納車された次の日の一枚。


ショールームに行き、30分ほどで、仕様が決まり契約が済んだ、早い商談でした。

あまりの早さに驚かれて、本当に買うのかと念を押されたのを思い出す。

オプションを読み上げられる度に、要る、要らないを答えただけで終わり。

クーパーSには、メタリック仕様も選べて、屋根のツートンは無料だと言われたと思う。

しかし選ばずに、ワンと同じソリッド仕様を選び、屋根もツートンを選ばなかったので、見た目はワンと同じ。

それがいいと告、また驚かれた

ずっとメタリックだったので、久し振りにソリッドに乗ってみたくなっていた。

メタリックは濃ゆいガンメタに見えて、完全なブラックという感じがしないし、見た目は安っぽい方が好みでもある。

そんな人は、これまで一人も居ないとも言われ、後悔しないかと念も押されたが、そうは思わなかった。

予想外は、納車までに半年以上は待つ事になるのと、内装色を変えられた事。

自身の目に着く場所は内装なので、ウエストベルトから上をアンスラサイトと言う、チャコールに近い色に変えられるのは、無いと思っていただけに、少し嬉しかったのを覚えている。


この部分が汚れる事で、車は古さを感じるようになると思う。

ファミリーカーが薄い色を使用するのが、理解できない。

広く見えると言うが、実際に使用する広さが変わるわけでは無いので、意味がない。

車は見るものでなく、移動する道具だと思う。

納車の日に、受け取ったその足で下関のジャズクラブに向かい、ステージを終えた、大雨の中、ミュージシャン一行を乗せて別府のホテルに入り、翌朝のワンショット。

由布院盆地を見下ろせる展望台で、何がなんだか分からないままのスイッチ類の取説を探しているところ。

ライト、ワイパー、ウィンドーのスイッチしか確認しないままのドライブが続き、カーブの度に鳴く虫の様な、変な音の正体が分からないまま、ここまで来ていた。


西大分でライブを終え、その日の宿、湯布院の亀の井別荘での一枚。

4年乗って、今の車になり、同じ車種の排気量違いを2台乗り継ぎ、今に至るので、20年弱前の事になるのだろうか?


この時の服装も今と同じ、デニムに白シャツ。

それ以外の服装の写真も少し撮っておかないと、と思う今日この頃です。

大好きなミュージジャンが、まだ現役なのが一番嬉しい事です。

助手席の今は亡きマネージャーさんと、ちょっとそのスイッチ押してみようか、なんて会話も懐かしい。

この後も、結局正体不明の虫の音を聴きながらのドライブは続き、こちらも大好きなアーティストのBGM、チィットベーカーが流れている時に、助手席を交代していたM氏が、彼が死んだホテルの部屋を見させてもらった事があるんだといい、しばらく黙って、流れる曲を聴いていた光景がスローモーションの様に思い出されます。

そして帰宅。

結局は、なんだ、横滑り防止の制御音で、カーブやコーナーでスピードが出過ぎていたんじゃん、と言う原因を知る事に。

下りコーナーでも滑らないなぁーとは思っていたけど、滑らないと分からないこともある。

とは言え、安全が第一なのです。

こんな昔の事が、それ程前の事の様には感じない、これが、歳をとると言う事なんだと気づく。

一枚の写真から、蘇る思い出、その1️⃣でした。