最近は、映画のファッションが話題になる事が、少なく感じています。

今の様に海外が近くなかった時代は、映画のストーリーも楽しみながら、海外の街の様子を具に観察していました。

今のギラギラも昔からあるスタイルなのです。


これは、比較的最近と言っても随分前ですが、全身ラメ素材のコートとワンピースのセットアップです。

七分の袖が、パリっぽい装い。


60年代の話なので、マリークアント辺りかなと思いました。このスカート丈ですから。

でも撮影されたのは、2000年代なので、定かではありません。


オールホワイトコーデを昔から展開しているのは、若い13歳の頃に観た映画の記憶です。

ストッキングまでがホワイトでした。

看護婦さんのイメージ、当時はまだ婦でしたが、どうしてもオールホワイトと言えば、お世話になっていた病院のイメージ。

しかし、海外では、リゾート地の女優さんを思い浮かべます。

大好きだった女優のフェイダナウェイ。


デニムに白シャツ、革の靴のコーデが、イメージとして定着している自身のスタイルは、学生時代に観た、この彼の若い頃の1枚の写真がきっかけです。デスクに腰掛けた、デニムにプレントゥに白いボタンダウンシャツが、ハマりました。


いつか機会があれば、オープンカーと思った映画がこちらのマストロヤンニの映画、ドルチェビータ。

アルファロメオのオープンでした。

大人になり、この時よりも新しい形のアルファのオープンを見に行こうとして、たまたま出来たばかりのユーノスの前を通り、ちょっと寄ってみたのが間違いのロードスターデビューです。

発売オープニングの時で、実車を観たのはこの時が初めてで、ちょっと試乗したのが、始まりでした。

古い外車のメンテナンスに、心配があったのでついつい手が出てしまいました。

当時としては、破格のプライスだったと思います。

その後、同じ形を2台乗り継ぎ14年間、間にミニが発売されたので、4年間乗り、また違うオープンに戻り、15年近く乗っています。

その車種も同じ形の排気量違いを2台乗り継いでいます。

ブラックスーツ好きも、映画のマストロヤンニやポールニューマンの映画が影響しています。

考えてみれば、自身の人生は小学校、中学校、高校時代くらいに観た、映画の影響で今も過ごしている様に思えます。

そんな映画が、今少ないのが、少々寂しい思いです。

スタッフ達にも、古い映画を観ることを薦めていますが、年代が違うのでまた、感じ方も違っているのだとは思います。

でも新しい事を理解するには、古きを訪ねてみるのも一つの方法なのです。