下書きしたまま数ヶ月を経過していましたが2024年2月後半インド共和国へ行ってきました。
2020年3月ベトナムへ旅行予定でしたが予約後にパンデミックとなりギリギリまで粘ったけれど泣く泣くキャンセル(キャンセル料も勿論お支払い…)
あれから4年も経ったなんて…やっと海を渡れる時がやってきて嬉しい2024。
えー?なんでインド?って大体の方に聞かれますが実は以前から生きている間にいつかは訪れてみたいと思っていた国のひとつ。コロナ禍真っ只中友人家族が転勤でお引越ししたので今回念願叶って遊びに行かせてもらいました。
羽田から直行便で首都デリーのインディラガンディー空港へ行きは約10時間、帰りは6時間くらいで5日目は機内泊のフライトという4泊6日の旅。時差は3時間半です。なんせ国土の広いインド共和国、ゴールデントライアングルというデリー⇄ジャイプール⇄アグラという主要名所を回るルートならガイドブックにもおすすめされている通り最低でもこの日程は必ず欲しいところ。
1日目は11:45発で現地の19時前に到着、初日と4日目はデリー近郊のグルガオンという日系企業も多い都市に住んでいる友人宅に宿泊して2日目はアグラ、3日目はジャイプール泊でした。2月の日本は異常なくらい冬らしくない暖かさだったり寒かったりと寒暖差の激しい気候でしたがインドも一応2月は冬ということ(常に酷暑なイメージですが1週間くらいはダウンを着る気温になることもあるんだそう)で着るものに悩みました。しかし12月〜3月は乾季のためカラッとしていて晴れた日も多く大気汚染も落ち着いており過ごし易いと聞いていたので今回はこの時期に訪れることが出来て本当にラッキー。
今日5月29日で考えるとちょうどここ最近の日本の気候に近い雰囲気かな⁈
実際帰ってきてからも時々密かにインドの天気予報をチェックしているのですが3月からはもう最高気温が40℃近くですもんね…連日最高気温が26℃くらいで日中は薄手の長袖に朝晩は羽織物があればちょうど良いくらいのそれはそれはとても気持ちの良い気候でした。
空気も道もとても悪いと聞いていたので薄くて軽くて嵩張らずに楽な着心地を重視しての服選び。ホロニックのショートブルゾンにタイオンのダウン、インナーはワンピースやTシャツなどで過ごしました。
スニーカーを履いて行ったものの道中はレザーのフラットシューズメインにしていると想像以上にボロボロになっての帰国。わかってはいたけれどほんとに歩道は凸凹が多くよく躓いたなぁ…インフラはまだまだ整っていません。
現地の方は洋服の方はどちらかというと地味目なカラーの方が多かった印象ですがサリーに身を包んでいらっしゃる方々は色柄とりどりで素材も場所によりコットンからシルク系まで色彩豊かなインドらしい光景を日々目にすることが出来ました。色合わせの感覚が日本とはまたガラリと違い面白い!
2日目 日の出前の早朝に出発
@タージマハル
デリーからアグラへ車で5時間のロードトリップ
先ずは言わずと知れた世界遺産タージマハル
レンタルサリーの種類が少なくレヘンガというインドのドレスを着てまるで合成写真のよう!な嘘みたいなブルースカイのお決まりのスポットで。
4本のミナレットは地震などの際に内側に倒れないように少し外向きに設計されているそうだがこの写真だとよく分かる。
総大理石で建設されている@タージマハル
ムガール帝国第5代皇帝シャージャハーンとムムターズマハルが眠る霊廟(お墓)内へ
ブルーの靴カバーは必須!
美しいレリーフに黒大理石や宝石が埋め込まれた繊細な象嵌細工に魅せられる
こちらは第3代皇帝アグハルが築いた赤砂岩の@アグラ城塞
贅を尽くし過ぎたせいで息子に幽閉された第5代シャージャハーンが最後の数年間を過ごしたところでもあるが白が好きだったからこちらも白大理石つくりなんだとか。
赤砂岩と城内の白大理石のコントラストに迫力満点の城塞作りでした。
3日目アグラからジャイプールに向けて6時間かけて出発
今回の旅で1番外せなかったところ
@チャンドバオリ
9世紀に建造された地下13階建ての階段井戸は正面が地下宮殿となりマハラジャたちが涼んでいたそう
幾何学模様の精密な階段はずっと眺めていられる美しさでした。
こんな田舎でこの時代にこんな機能美のインフラが整っていただなんて!
朝一だったのでお掃除中のレアな光景に遭遇
農村の登校時間の風景
織物職人
ヨガマットサイズかな?
ロードサイドでチャイ休憩
ガタガタ道を想像していたが真新しい高速道路だったので日本と変わらず快適!
ETCもあるけど途中人や動物が歩いているところも…
長閑な風景をひたすら走りようやくお昼過ぎに山に囲まれた盆地のジャイプールへ
フラスコ画が美しい@アンベール城
正面のガネーシャ門で
↑直角だけどガネーシャ描かれています
とりあえず日中は日差しが強く眩しすぎてカメラを構えても一体何が写っているのか不明
その為人物は大体半目…
一面に散りばめられたキラッキラな鏡の間は見応えあり!
この日は何人かに褒められた去年の夏のインドっぽいちょっとゴージャスな刺繍スカート。
こちらのシリーズはちょうど今年の新作も入荷したところなので是非ご覧くださいね!
旧市街ピンクシティへ
ジャイプールのランドマーク@風の宮殿
@シティパレス
現在もマハラジャ一家が居住しています
@ジャンタルマンタル
日没が迫り駆け足〜駆け足
18世紀に作られたこちらは太陽の高さや星座の位置で時刻を計測出来るというインドで1番大型の天体観測施設のため世界遺産に登録されています
陰で時間を計測できる巨大な日時計
アートな造形がいくつも並び現在でも正確な時刻がわかる精密さよ。
石を削る職人
インドは素敵なハヴェリ(ムガール帝国時代に広まった豪邸や館)がいっぱい
しかも私でも宿泊できるくらい想像よりも割とリーズナブル‼︎
内装がとても素敵なホテル内のバーで夜ご飯でした
豊かな色と柄に溢れた魅力的な都市
カラフルなインテリアに重厚な調度品
この旅で唯一ゆっくりと朝食をいただけた4日目の朝◎
鳥の囀りに心地よい風が吹き暫しリラックスタイム
食後に散歩しているとおそらくホテルの放し飼いの美しい孔雀が沢山現れる
あとで調べてみると孔雀はインドの国鳥で恵みの雨をもたらす吉鳥ということで古くから大切にされてきたそう!ジャイプール市内では至る所にモチーフにされていました
4日目は少しだけショッピングも楽しみました
インド人笑顔が素敵
もっとゆっくり色々見たかったな〜が本音ですが
かなり限られた時間の中、悩んでる余地ほぼ無し
なんでこれ買ったの?ってアイテムを買いがちな私には時間がないほうが良かったのかもしれません…
ジャイプールは素敵なショップがたくさん
日本と違いかなり痩せ型なインドの鳩の群れ
空気はご想像通り、、、
有名店の濃厚ラッシーもしっかりと!
使い捨て文化のカップはゴミ箱へ
何個か持って記念に帰ったけれど残念ながら割れていました。
インド料理はビリヤニ、パニプニ、ドーサ、チャパティにバターチキンカレーなどを食べましたが1番好きだったのは初めて食べたドーサ!
インドといえばナンやチャパティを思い浮かべますがドーサは豆と米のすり潰した生地をパリパリのクレープ生地に焼いたもので元々は南インド料理だそう
帰りの搭乗前にゆっくりと食べ納めしたドーサとコーヒーセット
最終日はデリー観光
@インド門
戦没者の名前が刻まれている第一次世界大戦の慰霊碑
@クトゥブミナール
インド最古のイスラム建築
イスラム教の建造物なのにヒンドゥー教の様式が至る所に残っているのは打倒して建材を使っている為だそう
日曜日ということで朝から多くの人出で賑わいその中でも若者が本当に多いのはさすが世界人口No.1の国
そしてこの旅の締め括り
ラストは@オールドデリー
日本人からすると1番インドといえば!というイメージしやすい場所かな⁈
日曜日だったのでクローズのお店が多かったけれど若者がとても多く活気に満ち溢れていました。
ニューデリーから近いのに空気も空もなんだかガラリと変わるオールドデリー
スタスタ歩き進む頼もしい友人と至る所でつまづく私、、、
ランチもせずに散策後滑り込み空港へ。
世界遺産が多い国なのでその辺りを中心に行きたいところとやりたいことを事前にピックアップしていたのですが友人が頑張って私の希望の全てをコンプリしようとスケジュールを組んでくれたお陰で隙間時間無しの大変充実した旅となりました◎
ただ2人ともバイタリティが無い方ではないんですがさすがに私が欲張りすぎたせいで帰国後お互いしばらくダメージが長引くという結末…なんせ毎日の移動距離がとても長いためハードとは聞いていたけれどその辺りが予想以上だったかも。。。
大人の旅には時間にも体力にも余裕が必要だなと痛感した久しぶりの海外旅行となりました。しかもパンデミック前から4歳年齢重ねているし、ね。
アテンドしてくれた友よ、本当にありがとう!
昨年の秋に大人気で買いそびれていたDe bon coerのショートブルゾンが大活躍。旅行前に急いで購入〜ちなみに行き帰りは同じ服
サイドから見たときのラインがとても綺麗。
今回は振り返ると初めての海外1人旅で羽田で搭乗直前ドキドキしていたところこのブルゾンのフォルムの良さのおかげで旅好きでアクティブなお姉さんに声を掛けていただき帰りは座席が偶然にも隣同士!インドのゴールデンルートはちょうど反対周りだったので何処かの道ですれ違っていたんでしょうがお互いの旅報告をしていているとあっという間に日本に到着。
その後ブルゾンは通販でご注文いただくという嬉しい新たな出会いもありました。
今年の後半の旅のお供として活躍されますように!
そうそう皆さんに心配されたお腹事情もお陰様でノープログレム。正露丸も久しぶり用意しましたが使わずに済んでホッ、、、
行きたい!と行きたくない!がかなり分かれるところではありますが…ご興味がおありの方は是非是非おすすめです。
私ももう一度ゆっくりしにリベンジしに行きたいな〜そうそう南インドも楽しそうです。
昨今は様々な事情がありますが日本から出てみないと分からないことも色々と多くありますね。
野放しの牛が有名なインド
それがこの車窓からの、しかもこのバックショット一枚のみというのが私の今回の旅の慌ただしさを象徴していますね笑
海外では空港に到着するとその国独特の香りがありそれを感じるのが好きなんですが今回初インドは…土っぽい独特なスモーキーな香りでした。
この瞬間しかないひと時、みなさまもこれから夏に向けて充実した時間が過ごせますように!
お付き合いいただきありがとうございました。
Aya