ここ暫く業界紙に掲載されたチューブ代表の斎藤久夫氏の 私の歩み を読ませて頂き 感慨深くなった。昔の洋服屋には氏のような服好きの人間が本当に多くいた様に思う。昔、アメリカンウエアを扱っていたビームスがヨーロッパの服を扱い出したと聞いて東京まで見に行った事がある。そのインターナショナルギャラリービームスの二階にあったイギリスのバロールの服は今も記憶に残る。それまでのビームスのイメージとは違うそのショップに新しい時代の息吹を感じたものです。丁度、第一次イタリアンカジュアルブームの始まりと共に男性のファッションが大きく変わり始めた気がします。そのヨーロッパの服が斎藤氏のアドバイスからだったのを初めて知った。売れる服ではなく自分が納得できる物をこじんまりと少量取り扱う。考えに考え抜いた服には愛着もあり良さが伝わる。今は少なくなったそんな店で良いと思ってしまう性分が当店にもあります。斎藤氏も大きくなっていた会社をあえて縮小して自分の好きな物だけを作り続けている。そしてアローズのアドバイザーとして変な大人になるな。服好きで、自分はこうだっていうことが言えるバイヤーやディレクターや店員になりなさいと伝えていると言う。ここ暫くずっと感じ続けていたファッション業界の閉塞感の原因がここにあります。本当の洋服好きが居なくなった。あまりにビジネスライクで感動のない服ばかりがもてはやされる現状には目を覆いたくなる。そんな中で当店がまだ当店らしくあり続ける事が出来るのはホロニックと言う会社の存在が大きいと思っているのです。是非、一度手にとって見て欲しい服。その他にもププラやJNBY等 作り手の拘りを感じる品を集めてご紹介を続けたいと思っています。最後に斎藤氏の言葉を皆さんに贈りたいと思います。私にとって、服は知的なもので財産、これからも買って着るものです。まさに同感です。



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