アイドルグループのリーダーを通して見るZ世代のリーダーシップ

 

世代が変わり、時代が求めるリーダーシップも変化している。有能な上司よりコミュニケーションするリーダーをより好む時代だ。このような流れの中で、以前とは異なる価値観と信念で変化を主導するZ世代のリーダーが頭角を現している。

 

 

 

記事には(G)アイドルのソヨン、ATEEZのホンジュン、アイヴ(IVE)アン・ユジンなどのリーダーシップについても書かれています。

 

気になる方はリンクで読んで下さい アップ

 

バンチャンの記事抜粋

 

動機づけ型リーダー、ストレイキッズ(Stray Kids)バンチャン
チームメンバーをきめ細かく見守る「番長」。

 

"バンチャンは誰が見てもリーダーであることがわかりました。"

Mnetオーディションサバイバル「ストレイキッズ」で作曲家ラドが言った言葉だ。バンチャンはJYPエンターテインメント所属の8人組多国籍ボーイズグループ、ストレイキッズのリーダーだ。1997年生まれのバンチャンはMBTIがENFJで、「情熱的なリーダー」タイプ。カリスマ性と理解力があり、モチベーションを高めるスタイルのリーダーだ。ラップ、歌、ダンス、プロデュース能力まで保有する多才な実力者で、JYPでバンチャンを信じてチームを作ったと公言するほどパク・ジニョンの信頼を一身に受けているという。

怒ることがほとんどないバンチャンは、メンバーの間で"優しいお父さん"と呼ばれています。ファンから"バンバジ"と呼ばれるほど、メンバーの面倒を見る姿がよく目立ちます。このような彼の姿にメンバーも「真のリーダー」「こんなリーダーはいない」「チャン兄がいないとどうしよう」と頼りにしています。一例として、Mnet「キングダム:レジェンダリーウォー〉の撮影の際、フィリックスがリハーサル中にミスをしたことで心配していると、バンチャンは「気になることは練習の時に全部終わらせればいいんだよ。でも今日はやればいいんだよ」と言ったり、ステージが残念で涙を流すアイエンには「一つの段階だと思えばいい、次にやればいいんだよ。 僕もたくさん間違えたんだから」とチームメイトを励まし、引っ張っていく姿を見せた。

リーダーでありプロデューサーであるバンチャンは、チームへの愛情も強く、責任感も強い。練習やプロデュースをするときは、やや厳しい姿も見られる。練習中に散漫になったメンバーに「もう少し集中しよう、評価まであと少しだ」と断固として言い放つシーンがキャッチされたこともあった。メンバーのスンミンは、「練習生の頃はバンチャンを怖がっていたけど、仲良くなっていくうちに本当にチームしか知らない人だった」と話したことがある。

実際、バンチャンはあるファッション誌のインタビューで「自分のためだけに集中したことはなかったと思う」とし、「メンバーなしでは何もできないということを学んだ」と話した。バンチャンはチーム内で担った自分の役割を特別視していない。"あなたが良いリーダーであることを受け入れる瞬間、それはあなたが良いリーダーではないことを意味する"と言うほど。「これが私の性格だと思う。いつも他の人のために働くのが好きだ」という彼の言葉のように、自分を低くしてチームメンバーのために、モチベーションを高めることでメンバー一人一人の潜在能力を発揮させることで、チームを成長に導くサーバント・リーダーシップの典型といえるだろう。

 

 

メンバーを平等に愛するバンチャン。

時々視られる距離をおいてメンバーを優しく見つめ微笑む姿。

どのグループのリーダーにも負けない お父さんのような愛情をメンバーに寄せているのではないでしょうか。