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 (まもなく新緑、花の命も、あと僅かだ)

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(4月9日早朝/水面)

 (桜だけを残して樹木も一斉に芽吹いた)

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(4月9日早朝)

 「桜前線北上中」といいたいところだが、どうも整合しない。今年も開花は、長崎、そして東京の順だった。一方、最南端の鹿児島はどうだろう。こちらは南関東より遅く、3月25日だったという。温暖化の副作用とはいえ、あまりにも不自然ではなかろうか。

 3年前、桜前線は概ね定説通りに移行した。南から北上し5月には北海道に到達。九州・熊本では、桜も散り終えた頃合を、あの大地震が襲った。そして、桜前線を後追いするかのように北上し、6月には北海道の内浦湾を震源に震度6弱を観測する強い地震が発生している。

《参考》

 (熊本地震を前にした雲の様子)

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 (2016年04月09日 掲載)

 当時を振り返ると、このような帯状雲が出ていた。飛行機雲ではない。自然発生的なものでもない。右方向は紛れもなく西日本を指向している。熊本地震の前兆とは言えないものの、やはり不自然な雲であることに違いはあるまい。

 雲の生成は気象変化によって左右される。だが、それだけではない。棒状(飛行機雲は除く)や幾何学的紋様は磁場に起因して形成される。それは、誰でも子供の頃にやったように、下敷きの上に砂鉄を置き、下から磁石を宛がって出来る様々な形状と同じ理屈である。

 気象(の変化)だけでは説明のつかないような形状の雲を一部では「地震雲」と称するが、その殆どは科学的根拠のないデマとして片付けられてしまう。確かに「地震雲」なる定義は存在しない。錯覚や思い込みも多いだろう。しかし、デマである確証もない。

 かつて東京帝国大学に寺田寅彦という物理学者がいた。地震研究の第一人者であると同時に随筆家でもあった。そのためか宏観現象にも着目し、地震と発光現象、地震と漁獲量の変化、といった研究にも熱心だった。だが、多くはデマとして批判の的にされ、孤立無援の状態でもあった。こうした渦中にあって関東大震災は発生した。この時の名言「天災は忘れた頃にやってくる」は皆さん知っての通りである。

 度々の記載の如く、長い歴史をみても桜の季節に大地震はない。あっても、余震や遠方での地震の余波であり、必ず開花シーズンを避けて発生している。そして、花ビラが散るや否や増える傾向にある。開花“域”を震源としたM7超の地震は歴史的にも皆無なのだ。

 大地震に至る過程では、桜花シーズン明けに限らず‥‥

(1)エルニーニョやラニーニャ現象といった気象変動の激しい年に多い。

(2)1万キロ(地球外周の1/4)の範疇で発生した大地震と関わりやすい。

(3)総じて荒天明けの恙無い日和の最中である。

‥‥といった条件が加わる。

 今年は、まだ地球規模での巨大地震はないが、エルニーニョ現象に起因した発生を危惧する関係者も多い。東日本大震災の余震だって未だに収束してはいない。この先、荒天のち穏やかな日和には、大きな揺れにも注意して頂きたい。何せ、デマだって、バカにはならない。(忘れない)啓発ぐらいにはなるだろうから。

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 《松ぼっくり4兄弟》

 (日本未来図)

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 「小さく、小さく、小さくな~れ??」

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4月11日追記
 昼現在、東京を中心とした関東一帯に、これ(2016年4月9日の写真)と似た雲が多数観られる。
強風に伴う吹き出し雲か、それとも、、。
 方位は関東から見て東北東から西南西。前回と同じく東北太平洋側から西日本(関西~九州)を指向するだけに気になるが、はて??