2011年の今頃、報道は福島の原発事故一色にあった。連日連夜、各地の線量が報じられた。避難区域は無論のこと、その視線の多くは東北地方の数値に注がれ、誰もが固唾を飲んで見守っていた。同じ区域だけあって確かに高い。そのせいか“東北”の二文字だけで農産物は売れない。偏見の対象は拡大するばかりだった。
だが不思議なこともある。どうして“東北だけが”ということである。原発事故からの距離を地図で追うと・・
(事故現場からの距離)
・・盛岡市は神奈川県西部から静岡県東部、甲府や長野市に等しく、八戸や青森市なら浜松や名古屋とも変わらないのだ。これでどうして東北全体が同一視されたのだろうか。
更には当時(事故直後)の気圧配置を見て頂きたい。
(2011年の天気図)
震災直後は発達した南岸低気圧の通過で南寄りだったものの、その後は、このように西高東低の冬型の気圧配置になっていた。つまり、最も危機的状況にあった時分には、南からでなく強い北寄りの風が吹いていたことになる。
ならばどうして風評(被害)は東北地方だけに集中したのか。南西方向たる関東・中部・関西にはあまりなかったのか。当地(栃木県)は福島県の直ぐ南に位置する。海外からは農産物や一部工業製品の輸入制限はあったものの国内的にはそれほどでもなかった。瓦礫の(県外)処分にしても、300km以上離れた岩手や青森が激しい反対運動によって拒否されたのに対して、関東以西では殆ど聞かない。一般廃棄物であれ家庭からのゴミを含めて相当に汚染していただろうに。取り分け北関東は事故区域から50~100kmしか離れていないのだが。
理由は言うまでもない。放射線量の数値にある。でもどこまで信頼に値するのやら。本当に岩手や青森より、関東や中部、近畿の方が低かったのか。前述の如く当時の風向きは強い北寄りだったのだ。もしや、日本の要であるメガロポリスが高濃度の放射線に汚染されたなんて絶対に許されない。そこで、関東以西のは隠蔽、或いは改竄し、東北地方だけに濡れ衣を着せた、、なんてことはないと思うが、どこか腑に落ちないのは愚生だけだろうか。
◇◇◇◇◇◇◇
《折り紙》
〈見ざる、〇〇ざる、〇〇ざる〉
「正確な情報開示だけは絶対に許さん」
「サルお方からの指示じゃからな」
「・・・・🙉」
だが不思議なこともある。どうして“東北だけが”ということである。原発事故からの距離を地図で追うと・・
(事故現場からの距離)
・・盛岡市は神奈川県西部から静岡県東部、甲府や長野市に等しく、八戸や青森市なら浜松や名古屋とも変わらないのだ。これでどうして東北全体が同一視されたのだろうか。
更には当時(事故直後)の気圧配置を見て頂きたい。
(2011年の天気図)
震災直後は発達した南岸低気圧の通過で南寄りだったものの、その後は、このように西高東低の冬型の気圧配置になっていた。つまり、最も危機的状況にあった時分には、南からでなく強い北寄りの風が吹いていたことになる。
ならばどうして風評(被害)は東北地方だけに集中したのか。南西方向たる関東・中部・関西にはあまりなかったのか。当地(栃木県)は福島県の直ぐ南に位置する。海外からは農産物や一部工業製品の輸入制限はあったものの国内的にはそれほどでもなかった。瓦礫の(県外)処分にしても、300km以上離れた岩手や青森が激しい反対運動によって拒否されたのに対して、関東以西では殆ど聞かない。一般廃棄物であれ家庭からのゴミを含めて相当に汚染していただろうに。取り分け北関東は事故区域から50~100kmしか離れていないのだが。
理由は言うまでもない。放射線量の数値にある。でもどこまで信頼に値するのやら。本当に岩手や青森より、関東や中部、近畿の方が低かったのか。前述の如く当時の風向きは強い北寄りだったのだ。もしや、日本の要であるメガロポリスが高濃度の放射線に汚染されたなんて絶対に許されない。そこで、関東以西のは隠蔽、或いは改竄し、東北地方だけに濡れ衣を着せた、、なんてことはないと思うが、どこか腑に落ちないのは愚生だけだろうか。
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《折り紙》
〈見ざる、〇〇ざる、〇〇ざる〉
「正確な情報開示だけは絶対に許さん」
「サルお方からの指示じゃからな」
「・・・・🙉」