街中で見かける社(職)員証を首からぶら下げたサラリーマンの数々。路上のみならず、交通機関、レストラン、喫茶店と、まず外そうとはしない。取り忘れならまだしも、勤務先の誇りであり自慢なのだろうか。しかし・・。
かつては社員証をあからさまにすることはなかった。あっても携行用であり、求められるまでは提示することもない。それがID監視(管理)になって変わった。あたかも食肉として飼育される家畜のようでもある。
一昔前なら「社名は出来るだけ隠すように」と指導された。行動の筒抜けは許されない。サボりがバレるからではない。行き先にも秘匿はある。商談も個室だけとは限らない。ライバル各社も参戦している。オープンルームなら会話は隅々まで聞かれてしまう。新製品の進捗状況から見積もり価格まで知られかねない。そこで襟章は御法度、社封筒は裏返しにし、数字は言葉でなく指し示す程度にしていた。
今はどうか。幼稚園児よろしく胸章(名札)を付けたままで一日を過ごす。これでは機密事項の漏洩防止も意味をなさない。路上では、マイク(携帯)片手に演説の如くに業務内容を告知し、商談の場は公開討論会の様相である。加えて、昼休みのカフェなら、上司の悪口からゴシップまで、生情報を次から次と振り撒いていることに気付いているのだろうか。
IT社会は、より情報管理に留意すべきなのに、この体たらく。上司の厳しい監視(管理)下にあるとはいえ、通勤電車やバスの中、食事中までパソコン業務に追われる悲しき日々。背後から注がれる怪しげな視線もお構い無しに黙々と漏洩作業に勤しんでいる。
本人の責任ではない。注意しない職場にこそ問題がある。連日のように政治家や官僚の不正流用や企業のデータ改竄が話題になるが、周り(国民=消費者)のことなど一切気に掛けないといった意味からも本質は同じではないか。日本人は、いつからこんな「おバカ」になったのだろうか。
◇◇◇◇◇◇
《《折り紙》》
(カラスは知っている)
「で、そんなこと言ってるアンタはどうなの」
「ギクッ!」
◇◇◇◇◇◇◇
《余談》
(生成過程の帯状雲群)
単調な状態から徐々に鮮明になり長時間に渡って滞留していた。指向先は北東から南西。但し、こうした場合、真横からの応力によって生成されることが多い。関東地方を含めて、ここしばらくは静かだったこともあり、果て??
かつては社員証をあからさまにすることはなかった。あっても携行用であり、求められるまでは提示することもない。それがID監視(管理)になって変わった。あたかも食肉として飼育される家畜のようでもある。
一昔前なら「社名は出来るだけ隠すように」と指導された。行動の筒抜けは許されない。サボりがバレるからではない。行き先にも秘匿はある。商談も個室だけとは限らない。ライバル各社も参戦している。オープンルームなら会話は隅々まで聞かれてしまう。新製品の進捗状況から見積もり価格まで知られかねない。そこで襟章は御法度、社封筒は裏返しにし、数字は言葉でなく指し示す程度にしていた。
今はどうか。幼稚園児よろしく胸章(名札)を付けたままで一日を過ごす。これでは機密事項の漏洩防止も意味をなさない。路上では、マイク(携帯)片手に演説の如くに業務内容を告知し、商談の場は公開討論会の様相である。加えて、昼休みのカフェなら、上司の悪口からゴシップまで、生情報を次から次と振り撒いていることに気付いているのだろうか。
IT社会は、より情報管理に留意すべきなのに、この体たらく。上司の厳しい監視(管理)下にあるとはいえ、通勤電車やバスの中、食事中までパソコン業務に追われる悲しき日々。背後から注がれる怪しげな視線もお構い無しに黙々と漏洩作業に勤しんでいる。
本人の責任ではない。注意しない職場にこそ問題がある。連日のように政治家や官僚の不正流用や企業のデータ改竄が話題になるが、周り(国民=消費者)のことなど一切気に掛けないといった意味からも本質は同じではないか。日本人は、いつからこんな「おバカ」になったのだろうか。
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《《折り紙》》
(カラスは知っている)
「で、そんなこと言ってるアンタはどうなの」
「ギクッ!」
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《余談》
(生成過程の帯状雲群)
単調な状態から徐々に鮮明になり長時間に渡って滞留していた。指向先は北東から南西。但し、こうした場合、真横からの応力によって生成されることが多い。関東地方を含めて、ここしばらくは静かだったこともあり、果て??