◇◆どちらから読んでも◆◇
「進化の監視」は「しんかのかんし」
《折り紙》
◇◆◇◆◇◆◇◆
天地創造の昔々、この地球という小さな星には『自然大魔王』と『破壊大魔王』の二人の大王だけが存在していました。両者は仲悪く何事においても常に競い合っていました。
ある時、破壊大魔王が自然大魔王にこう言いました。
「いつまでも闇夜ばかりじゃ退屈でつまらん。どうじゃ、このわしと進化くらべをしようではないか」「どちらが先に優れた生き物を世に送り出すかの競争じゃわい」
自然大魔王は即座に答えました。
「望むところじゃ、お前さんには決して負けやせんよ」
こうして、延々と続く進化くらべが始まりました。
月日が経ちました。自然大魔王は美しい野山を創り、そして数多くの息吹きを次々と生み出しました。緑の大地に育まれた美しさはそれはもう眩いばかりでした。
破壊大魔王は焦りました。やることなすこと失敗ばかり。仕方なく、後に人間となりうる劣性な生き物を、完成には程遠い未熟な状態のままで世に放ってしまったのです。
自然大魔王は更に進化を加速させました。鳥や昆虫には空や野山を自由に飛ぶための羽を、動物や魚には聴覚や嗅覚といった優れた五感のみならず、クジラやオオカミのように遠距離交信まで可能にする優れた機能すらも備え付けました。
破壊大魔王は焦りに焦りました。なにせ人間には遠方との通信はおろか大空を飛ぶ機能さえ備わっていないではありませんか。
破壊大魔王は修繕に励みましたがその欠陥は致命的でした。仕方なく原始的な手法でその穴埋めを余儀なくされました。こうして、空には飛行機を、遠方との会話には通信機器を授けてはみたものの所詮はオモチャなのです。不具合ばかりで肝心なところではちっとも役にたちません。
破壊大魔王の怒りも頂点に達しました。そして「いっそのこと自然を破壊してしまえ!」と大暴れを始めたから、もう大変、、。二酸化炭素を撒き散らして草木を枯らし、フロンガスを放出してオゾン層にまで穴を開けてはみたものの、結果的に深刻な影響を被るのは進化の鎧で環境の悪化に順応しうる動植物ではなく、いつだって脆弱な人間ばかりなのです。このままじゃ人間のほうが先に駆逐されかねません。
それでも懲りない破壊大魔王は、「そうだ、地球が駄目なら宇宙を目指せばいいのだ」と考えました。
またまた永~い歳月が経ちました。
20××年×月××日………光子ロケットが打ち上げられてから数十年後、今日は永年の夢が叶い人類が初めて地球外知的生命体との接触の日です。現地では宇宙の進化の中で最も取り残されているとされる『原始生命体』を一目見ようと大勢の見物客が押し寄せていました。。
着陸地点は、意識誘導されて銀河希少動物園の檻の中でした。そうとも知らず「自分は英雄」と勘違いして悦に入る宇宙飛行士。自分が見せ物になっていようとは到底知る由もありません。
えっ、数十光年も離れた惑星なのに、どうし人類が宇宙で最も遅れた原始生命体だってこと知っていたのかって?
それはね、地球上の樹木に内蔵されている通信機能には時間的概念がないんです。ですから木々や雑草などから全宇宙に配信される情報も瞬時に受信され、人類の進化のなさが逐一監視されていたからなんですよ。(-_-;)
◇◇◇◇◇
《折り紙》
えっ、写真と物語がまるで違うって??
そうかな~🤔。
◇◆◇◆◇◆◇◆
《余談》地震前線も北上する(2)
火山活動の続く、ハワイのキラウエア火山で17日、爆発的な噴火があった。日本でも活発になる火山活動と共に地震も増える傾向にある。地震前線も北上する(16日)で記した通り、桜前線を後追いする如く、この数日は東日本から北日本でも揺れ始めた。
一昨年(2016年)は、桜が散り終えるや熊本を大地震が襲い、今年も又、開花終息宣言の翌日には島根でM6.1(最大震度5強)を観測する強い地震が発生している。
その後のM5超を見ても・・。
5月12日、長野県北部、M5.1、震度5強
5月14日、岩手県沖、M5.1、震度3
5月17日、千葉県東方沖、M5.3、震度4
5月18日、釧路沖、M5.8、震度4
といった具合である。恒常的な規模(M4クラス)なら、北上しつつ、さらに急増している。あまり知られていないが、5月から6月にかけては、数多くの被害地震があった時期でもある。東日本のみならず、もう暫くは要注意ではなかろうか。
「進化の監視」は「しんかのかんし」
《折り紙》
◇◆◇◆◇◆◇◆
天地創造の昔々、この地球という小さな星には『自然大魔王』と『破壊大魔王』の二人の大王だけが存在していました。両者は仲悪く何事においても常に競い合っていました。
ある時、破壊大魔王が自然大魔王にこう言いました。
「いつまでも闇夜ばかりじゃ退屈でつまらん。どうじゃ、このわしと進化くらべをしようではないか」「どちらが先に優れた生き物を世に送り出すかの競争じゃわい」
自然大魔王は即座に答えました。
「望むところじゃ、お前さんには決して負けやせんよ」
こうして、延々と続く進化くらべが始まりました。
月日が経ちました。自然大魔王は美しい野山を創り、そして数多くの息吹きを次々と生み出しました。緑の大地に育まれた美しさはそれはもう眩いばかりでした。
破壊大魔王は焦りました。やることなすこと失敗ばかり。仕方なく、後に人間となりうる劣性な生き物を、完成には程遠い未熟な状態のままで世に放ってしまったのです。
自然大魔王は更に進化を加速させました。鳥や昆虫には空や野山を自由に飛ぶための羽を、動物や魚には聴覚や嗅覚といった優れた五感のみならず、クジラやオオカミのように遠距離交信まで可能にする優れた機能すらも備え付けました。
破壊大魔王は焦りに焦りました。なにせ人間には遠方との通信はおろか大空を飛ぶ機能さえ備わっていないではありませんか。
破壊大魔王は修繕に励みましたがその欠陥は致命的でした。仕方なく原始的な手法でその穴埋めを余儀なくされました。こうして、空には飛行機を、遠方との会話には通信機器を授けてはみたものの所詮はオモチャなのです。不具合ばかりで肝心なところではちっとも役にたちません。
破壊大魔王の怒りも頂点に達しました。そして「いっそのこと自然を破壊してしまえ!」と大暴れを始めたから、もう大変、、。二酸化炭素を撒き散らして草木を枯らし、フロンガスを放出してオゾン層にまで穴を開けてはみたものの、結果的に深刻な影響を被るのは進化の鎧で環境の悪化に順応しうる動植物ではなく、いつだって脆弱な人間ばかりなのです。このままじゃ人間のほうが先に駆逐されかねません。
それでも懲りない破壊大魔王は、「そうだ、地球が駄目なら宇宙を目指せばいいのだ」と考えました。
またまた永~い歳月が経ちました。
20××年×月××日………光子ロケットが打ち上げられてから数十年後、今日は永年の夢が叶い人類が初めて地球外知的生命体との接触の日です。現地では宇宙の進化の中で最も取り残されているとされる『原始生命体』を一目見ようと大勢の見物客が押し寄せていました。。
着陸地点は、意識誘導されて銀河希少動物園の檻の中でした。そうとも知らず「自分は英雄」と勘違いして悦に入る宇宙飛行士。自分が見せ物になっていようとは到底知る由もありません。
えっ、数十光年も離れた惑星なのに、どうし人類が宇宙で最も遅れた原始生命体だってこと知っていたのかって?
それはね、地球上の樹木に内蔵されている通信機能には時間的概念がないんです。ですから木々や雑草などから全宇宙に配信される情報も瞬時に受信され、人類の進化のなさが逐一監視されていたからなんですよ。(-_-;)
◇◇◇◇◇
《折り紙》
えっ、写真と物語がまるで違うって??
そうかな~🤔。
◇◆◇◆◇◆◇◆
《余談》地震前線も北上する(2)
火山活動の続く、ハワイのキラウエア火山で17日、爆発的な噴火があった。日本でも活発になる火山活動と共に地震も増える傾向にある。地震前線も北上する(16日)で記した通り、桜前線を後追いする如く、この数日は東日本から北日本でも揺れ始めた。
一昨年(2016年)は、桜が散り終えるや熊本を大地震が襲い、今年も又、開花終息宣言の翌日には島根でM6.1(最大震度5強)を観測する強い地震が発生している。
その後のM5超を見ても・・。
5月12日、長野県北部、M5.1、震度5強
5月14日、岩手県沖、M5.1、震度3
5月17日、千葉県東方沖、M5.3、震度4
5月18日、釧路沖、M5.8、震度4
といった具合である。恒常的な規模(M4クラス)なら、北上しつつ、さらに急増している。あまり知られていないが、5月から6月にかけては、数多くの被害地震があった時期でもある。東日本のみならず、もう暫くは要注意ではなかろうか。