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しばらく静かだった地震活動も、ここに来て動く傾向にある。3月26日、八丈島東方沖でM6.1の比較的大きな地震があるや、震度1から3の規模で相次いでいる。当地でも連日の揺れであった。
日本列島の地震活動には季節的な特質がある。有史以来、桜のシーズンに限って開花域を震源に発生したM7超の大地震は見当たらないのだ。
3月23日に“桜の季節に(M7クラスの)大地震はない”と記したが、では桜の花が散った後はどうだろうか。毎年、桜の便りが終えると、地震が急に増えてゆく。多くは中規模とはいえ、その後が怖い。1900年代だけを辿っても次の如くである。
●4月、桜が散った後のM6超地震
〇続いて発生の比較的規模の大きな地震
◎一連の流れで最大の被害地震
●1922.04.26、浦賀水道地震、M6.8
〇1922.12.08、島原地震、M6.8
〇1923.06.02、茨城沖地震、M7.1
〇1923.07.13、九州南東沖地震、M7.3
◎1923.09.01、関東大震災、M7.9
※犠牲者10万人超で有史以来最悪の被害地震
●1948.04.18、和歌山南方沖地震、M7.0
〇1948.06.15、紀伊水道地震、M6.7
◎1948.06.28、福井地震、M7.1
※福井で震度6。死者行方不明合わせて3769名と被害甚大
●1962.04.30、宮城県北部地震、M6.5
〇1963.10.13、択捉島地震、M8.5
◎1964.06.16、新潟地震、M7.6
※日本海側で発生した最大級の地震。被災は9県に及び、犠牲者26名の他、液状化被害多数。
あくまで20世紀の甚大な被害地震のみに限定しているが、毎年、桜の季節になるや沈静化し、咲き終える地域から順に有感地震が増える傾向にある。
21世紀になっても変わらない。最も顕著なのは2016年だろうか。桜も散った4月14日、熊本地方を震度7の烈震が襲うや、6月16日には北海道の内浦湾でも震度6弱の大地震が発生している。
異様な暖気に包まれたこともあり桜前線は例年より早く北上を続ける。ならば地震シーズンも早めに到来するだろう。とりわけ有感地震の途絶えているエリアが要注意ではなかろうか。
東日本大震災の領域では、沈下から一転、40cmも隆起しているという。歪みの蓄積なのか、解放の過程なのか、それは分からない。だが大きな地震ほど対極を襲う。アウターライズや既災地の内陸を襲う地震も心配だが、ノーマークの遠隔地も忘れてはならない。
既述の通り、環太平洋の地震・火山は日本列島の近海にも及ぶことが多い。
https://blogs.yahoo.co.jp/rohitigu/36032514.html
また霧島連山(新燃岳)の噴火では、かなりの確率で東日本の鳴動にも関わっている。
https://blogs.yahoo.co.jp/rohitigu/36062460.html
https://blogs.yahoo.co.jp/rohitigu/36069671.html
ノーマークの遠隔地とは、東海、伊豆(諸島含む)地方から南関東、日本海側、北海道東方沖などである。
◇◇◇◇◇
《余談》
昨日、茨城県の知人から、こんなものを頂戴した。
白餡を梅で味付けしたシソの葉で包んだだけの素朴な和菓子だが何十年ぶりだろうか。昔から水戸名物の定番だったが、まだ変わらない味に懐かしさを覚えた。
 
でも茨城県の魅力(認知)度の低さはどうしてだろうか。↓↓
https://blogs.yahoo.co.jp/rohitigu/35892757.html
しばらく静かだった地震活動も、ここに来て動く傾向にある。3月26日、八丈島東方沖でM6.1の比較的大きな地震があるや、震度1から3の規模で相次いでいる。当地でも連日の揺れであった。
日本列島の地震活動には季節的な特質がある。有史以来、桜のシーズンに限って開花域を震源に発生したM7超の大地震は見当たらないのだ。

3月23日に“桜の季節に(M7クラスの)大地震はない”と記したが、では桜の花が散った後はどうだろうか。毎年、桜の便りが終えると、地震が急に増えてゆく。多くは中規模とはいえ、その後が怖い。1900年代だけを辿っても次の如くである。
●4月、桜が散った後のM6超地震
〇続いて発生の比較的規模の大きな地震
◎一連の流れで最大の被害地震
●1922.04.26、浦賀水道地震、M6.8
〇1922.12.08、島原地震、M6.8
〇1923.06.02、茨城沖地震、M7.1
〇1923.07.13、九州南東沖地震、M7.3
◎1923.09.01、関東大震災、M7.9
※犠牲者10万人超で有史以来最悪の被害地震
●1948.04.18、和歌山南方沖地震、M7.0
〇1948.06.15、紀伊水道地震、M6.7
◎1948.06.28、福井地震、M7.1
※福井で震度6。死者行方不明合わせて3769名と被害甚大
●1962.04.30、宮城県北部地震、M6.5
〇1963.10.13、択捉島地震、M8.5
◎1964.06.16、新潟地震、M7.6
※日本海側で発生した最大級の地震。被災は9県に及び、犠牲者26名の他、液状化被害多数。
あくまで20世紀の甚大な被害地震のみに限定しているが、毎年、桜の季節になるや沈静化し、咲き終える地域から順に有感地震が増える傾向にある。
21世紀になっても変わらない。最も顕著なのは2016年だろうか。桜も散った4月14日、熊本地方を震度7の烈震が襲うや、6月16日には北海道の内浦湾でも震度6弱の大地震が発生している。
異様な暖気に包まれたこともあり桜前線は例年より早く北上を続ける。ならば地震シーズンも早めに到来するだろう。とりわけ有感地震の途絶えているエリアが要注意ではなかろうか。
東日本大震災の領域では、沈下から一転、40cmも隆起しているという。歪みの蓄積なのか、解放の過程なのか、それは分からない。だが大きな地震ほど対極を襲う。アウターライズや既災地の内陸を襲う地震も心配だが、ノーマークの遠隔地も忘れてはならない。
既述の通り、環太平洋の地震・火山は日本列島の近海にも及ぶことが多い。
https://blogs.yahoo.co.jp/rohitigu/36032514.html
また霧島連山(新燃岳)の噴火では、かなりの確率で東日本の鳴動にも関わっている。
https://blogs.yahoo.co.jp/rohitigu/36062460.html
https://blogs.yahoo.co.jp/rohitigu/36069671.html
ノーマークの遠隔地とは、東海、伊豆(諸島含む)地方から南関東、日本海側、北海道東方沖などである。
◇◇◇◇◇
《余談》

昨日、茨城県の知人から、こんなものを頂戴した。
白餡を梅で味付けしたシソの葉で包んだだけの素朴な和菓子だが何十年ぶりだろうか。昔から水戸名物の定番だったが、まだ変わらない味に懐かしさを覚えた。
でも茨城県の魅力(認知)度の低さはどうしてだろうか。↓↓
https://blogs.yahoo.co.jp/rohitigu/35892757.html