◇◇今日は阪神淡路大震災から23年目にあたる。こうした中、フィリピンのマヨン山に噴火警戒情報が発令されている。15日には斜面を溶岩が流れ出しており、より大きな噴火に結び付く恐れもあるとして警戒を呼び掛け、現在、1万2千人が緊急避難しているという。

マヨン山は、ルソン島南部に位置する標高2463mの活火山で、過去400年に50回も噴火している危険な山だ。日本列島の鳴動(地震や火山)とは無関係のようだが、そうともいえない。先ずは下記を見て頂きたい。

★マヨン山の噴火年代
☆日本列島(近海)で発生の地震
⏏️南海トラフ海域で発生の地震
🗻富士火山帯で発生の地震

★1984年
⏏️1984年01月01日、三重県南東沖、M7.0
🗻1984年03月06日、鳥島近海、M7.6
☆1984年08月07日、日向灘、M7.1
☆1984年09月14日、長野県西部、M6.8

★1993年
☆1993年01月15日、釧路沖、M7.5
☆1993年07月12日、北海道南西沖、M7.8
⏏️1993年10月12日、東海道南方沖、M7.1

★2000年
☆2000年01月28日、根室半島南東沖、M7.0
🗻2000年03月28日、硫黄島近海、M7.9
🗻2000年06月~08月、伊豆諸島群発、M6~7
🗻2000年08月06日、小笠原西方沖、M7.2
☆2000年10月06日、鳥取県西部、M7.3

★2006年
🗻2006年04月21日、伊豆半島東方沖、M5.8

★2009年
⏏️2009年08月09日、東海道南方沖、M7.0
⏏️2009年08月11日、駿河湾、M6.5

★2013年
☆2013年02月02日、北海道十勝南部、M6.9
☆2013年04月13日、淡路島付近M6.3
🗻2013年04月17日、三宅島近海群発、震度5強
☆2013年10月26日、福島県沖、M7.1

★2014年
☆2014年07月12日、福島県沖、M7.0
☆2014年11月22日、長野県北部、M6.7
🗻の2015年05月30日、小笠原西方沖、M8.1

◇◇お気付きだろうか。何れの噴火でも滅多にない地域での大地震と時を同じくしている。滅多、、とは、日本列島の南東域のことで、伊豆諸島から小笠原諸島方面にかけての海域である。しかも、富士火山帯であり、巨大地震の危惧される南海トラフの領域ばかりではないか。奇妙にも“全てが連動”しているのだ。

フィリピンの火山群と富士火山帯に繋がりはない。南海トラフともない。だが、環太平洋火山帯には属する。中・南米の巨大地震が極東にも及ぶように、日・比の火山や地震が同起したとしても不思議ではあるまい。

阪神淡路大震災から23年。政府も東海地震に関する予知研究を断念してしまった。日本近海に及ぶなら、巨大地震なのか、2015年のように深発で収束するのか。小笠原方面であれ場所次第では大津波も覚悟せねばならない。この際、真剣に考えておくべきではなかろうか。

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