《真っ直ぐに切り裂いたような断層雲》

[2月22日、AM7:29]

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[2月20日、AM7:35]

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[何れも南側を撮影]

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一昨日の早朝と今朝の空には、東北東から西南西を指向する、このような雲の姿がみられた。直線に切り裂いたような見事な断層雲である。

一般的には、陽光による除湿効果(曇天や雨雲の退却現象)か、錯覚であることが多いものの、阪神淡路大震災の数日前にも出ていたとして注目を浴びた雲でもある。

今朝の空模様は「薄曇りのち晴れ」だったことからして、退却に至る過程の一時的な現象かも知れない。だが一昨日のはどうだろう。1995年に観測された雲とそっくりなのだ。

偶然、「地震の前に出ていただけ」の認知的バイアスである可能性は高いとはいえ、それだけだろうか。雲の生成は気象でも、形状、取り分け幾何学的紋様は地象なくして成立しない。ならば直線的形状は何れに起因するのか。

地象(磁場)に起因するなら晴天側(南東方向)かと思われる。直線状の断層雲は真横からの磁力によってのみ生成するからだ。先日(19日夕、千葉県北東部M5.4)の例もあり、はて??