昨日、朝鮮半島南部に強い地震が続いた。
9月12日19時44分、朝鮮半島南部、M5.1
9月12日20時32分、朝鮮半島南部、M5.8
韓国には地震がないと思いがちだか、そんなことはない。加えて、もうひとつ心配事がある。
☆★☆★☆★☆★
かつて「地震兵器」なる言葉がまことしやかに囁かれた。出所は、米軍だったり、旧ソ連だったりと、はっきりしない。あくまで空想であって、SFの世界だとばかり思っていた。
だが、そうでもないらしい。原爆や水爆を使えば、プレートや活断層を刺激し、実際に地震を誘発することも可能だそうだ。それだけ核爆発の威力は凄まじいということか。
北朝鮮が、また核実験を行った。今度は核弾頭爆発に成功したと発表した。真相は定かでないが、M5.3の地震波を観測していることからも精度の向上は間違いないだろう。場所は豊渓里であり、北朝鮮の北東部に位置する。
手元に世界地図があれば確認して頂きたい。実験場所と白頭山は約100kmしか離れていない。当然、白頭山も大きく揺れたのではないか。山体への負荷も相当あったに違いない。
この白頭山は極めて危険な活火山だ。中国との国境に位置する2744mの山だが、これまでも度々大噴火を起こしてきた。十世紀の噴火では大量の降灰が東北地方にも大きな被害を与えた。
しかも最近では、マグマの上昇が続き、毎年3cmの山体膨張が確認されている。火山学者で東北大学名誉教授の谷口氏は、「白頭山の噴火は20年以内で99.9%」と予測する。しかも規模はセントヘレンズ並みと推察するから恐ろしい。
周知の通り火山活動と地震は連動する。噴火もあれば地震もある。無論、韓国だって例外ではない。韓国ではこの数年、有感地震が増えている。1681年には韓国の東海岸を地震が襲った。江原道地震と称されるM7.5の大地震である。
核も怖いが、火山噴火は、もっと怖い。白頭山の巨大噴火ならただでは済まない。トカラ列島の破局噴火で日本列島全滅説(神戸大学研究グループ)が存在するように、日本や韓国、それに中国まで壊滅的な被害を受けることになる。
頑強な岩盤も崩れ始めると脆い。些細なストレスがトリガーになる。核爆発が大地震や火山噴火を引き起こす確率は低いとはいえゼロではない。今、崩れかかった地殻がすぐそこにある。
米韓の情報によると北朝鮮は次の核実験の準備に入った。それも年内の可能性が高いという。ならば臨界状態の白頭山や江原道地震(1681年に韓国を襲ったM7.5の大地震)の再来は大丈夫だろうか。憂慮すべきは核攻撃だけではない。
9月12日19時44分、朝鮮半島南部、M5.1
9月12日20時32分、朝鮮半島南部、M5.8
韓国には地震がないと思いがちだか、そんなことはない。加えて、もうひとつ心配事がある。
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かつて「地震兵器」なる言葉がまことしやかに囁かれた。出所は、米軍だったり、旧ソ連だったりと、はっきりしない。あくまで空想であって、SFの世界だとばかり思っていた。
だが、そうでもないらしい。原爆や水爆を使えば、プレートや活断層を刺激し、実際に地震を誘発することも可能だそうだ。それだけ核爆発の威力は凄まじいということか。
北朝鮮が、また核実験を行った。今度は核弾頭爆発に成功したと発表した。真相は定かでないが、M5.3の地震波を観測していることからも精度の向上は間違いないだろう。場所は豊渓里であり、北朝鮮の北東部に位置する。
手元に世界地図があれば確認して頂きたい。実験場所と白頭山は約100kmしか離れていない。当然、白頭山も大きく揺れたのではないか。山体への負荷も相当あったに違いない。
この白頭山は極めて危険な活火山だ。中国との国境に位置する2744mの山だが、これまでも度々大噴火を起こしてきた。十世紀の噴火では大量の降灰が東北地方にも大きな被害を与えた。
しかも最近では、マグマの上昇が続き、毎年3cmの山体膨張が確認されている。火山学者で東北大学名誉教授の谷口氏は、「白頭山の噴火は20年以内で99.9%」と予測する。しかも規模はセントヘレンズ並みと推察するから恐ろしい。
周知の通り火山活動と地震は連動する。噴火もあれば地震もある。無論、韓国だって例外ではない。韓国ではこの数年、有感地震が増えている。1681年には韓国の東海岸を地震が襲った。江原道地震と称されるM7.5の大地震である。
核も怖いが、火山噴火は、もっと怖い。白頭山の巨大噴火ならただでは済まない。トカラ列島の破局噴火で日本列島全滅説(神戸大学研究グループ)が存在するように、日本や韓国、それに中国まで壊滅的な被害を受けることになる。
頑強な岩盤も崩れ始めると脆い。些細なストレスがトリガーになる。核爆発が大地震や火山噴火を引き起こす確率は低いとはいえゼロではない。今、崩れかかった地殻がすぐそこにある。
米韓の情報によると北朝鮮は次の核実験の準備に入った。それも年内の可能性が高いという。ならば臨界状態の白頭山や江原道地震(1681年に韓国を襲ったM7.5の大地震)の再来は大丈夫だろうか。憂慮すべきは核攻撃だけではない。