9月9日、AM7:20分頃
阪神淡路大震災では、こうした雲が事前に出現し、地震の前触れだったのではと大きな話題になった。空一面に分断されている。地震がなければ“単なる雲”で見過ごされていただろう。
こうした雲は真下から見れば何の変哲もないことが多い。遠方の蛇行を直線と錯覚しているに過ぎない。だが、それだけだろうか。
雲の生成は気圧や湿度によるが、形状は磁場に左右される。風向きによって形作られる雲にしろ、その前提は磁場にある。
地球自体、巨大な磁石である。だから北極と南極がある。誰しも子供の頃、遊んだと思うが、下敷きに砂鉄を乗せ下から磁石を宛がうと様々な形状が出来る。雲の形成も、これと同じだ。
写真のような雲の場合、磁場が真下にあると考えられる。だが、鮮明さに欠くことから、さほど強くはない。恐らく、20時56分に茨城沖であったM5.2とは別に、茨城県南部を震源として(数日以内に)M4~5クラスではないか。
話しは変わるが、北朝鮮では、また核実験があったようだ。マグニチュードに換算すると5.3に相当するという。怖いのは核の脅威だけではない。すぐ近くには2744mの白頭山がある。
白頭山は厄介な活火山だ。最近では毎年3cmの山体膨張(詳細は1月8日記載)が観測され巨大噴火が危惧されている。10世紀頃の噴火では大量の火山灰が日本の東北地方にも降り注いだ。
東北大学名誉教授の谷口氏は20年以内の噴火確率を99.9%と予測する。破局噴火なら日本列島は埋没してしまう。些細な刺激であれ何が起こるか分からない。白頭山は大丈夫だろうか。