今朝、南半球のバヌアツでM7.3の大地震があった。津波に関する情報は直ぐに解除され事なきを得たが、この地域の地震は、いつも日本列島に関わっている。

午後には大分で震度5強の地震があった。マグニチュードは4.4と中規模とはいえ、揺れは大きい。大型連休初日でもあり被害のないことを願いたい。

覚えているだろうか。4月に入るや三重県南東沖でM6.1の地震が発生して緊急地震速報が出された。南半球のバヌアツではM7.1(後にM6.9に訂正)があり、一時、津波情報が流れた。

4月6日には、同じくバヌアツでM6.9の地震があり、4月14日以降、九州で大地震の連鎖が始まったことは周知の通りである。

2011年2月22日には、ニュージーランドでカンタベリー地震があった。日本人留学生が多数巻き込まれた大地震のことだが、それから間もない3月11日に東日本大震災が発生している。

不思議なもので、大地震は約1万キロ(地球外周の4分の1)を伝播し、巨大になるほど、その確率は決定的になる。オセアニア周辺と日本列島は、この位置関係に属し、バヌアツのは巨大ではないものの、なにやら嫌な予感が漂う。

もう一つ不思議なことは、やはり桜の季節に大地震がないことだ。今年も桜の開花期間は、大地震は無論のこと、各地共に有感地震さえ殆どなかった。散り終えるや否や、順次、揺れ始めた。九州・熊本は大地震に遭遇した。

桜前線は北海道に達し札幌近郊でも見頃を迎えている。連休後半には桜吹雪になるだろう。ならば、詳しい理由は不明ながら、そろそろ北海道も揺れ始めるのではないか。

偶然とはいえ結果は否定出来ない。桜の季節に地震はなく、桜が散った頃合いから急増する。それに今年も、エルニーニョの時期、一定距離で相応の大地震、加えて荒天後と、全ての条件が揃った中で熊本地震が発生している。

九州が危ない? いや九州以外は、もっと危ない。過去は必ず油断の対極が襲われている。前述の通り、そろそろ北日本も揺れだすはずだ。ここしばらく揺れていない地域は取り分け注意して頂きたいものだ。