今年も小惑星が相次いで接近している。1月26日に続いて3月5日にも大接近した。落下の恐れは限りなく小さかったものの、地球スレスレを通過したらしい。2013年には、直径20mの小惑星がロシアに落下して、外壁や窓ガラスを破損するといった被害が広範囲に及んだ。
1968年にも似たケースがあった。この年の4月22日、直径1kmに達する小惑星・イカルスが地球から60万kmにまで接近した。巷での騒ぎに反して、落下もなく事なきを得たが、もし衝突ならば地球存亡の危機だったともいわれる。
この年には日本列島を次々と大地震が襲った。
02月21日、えびの地震、M6.1
熊本県人吉市などに被害、犠牲者5名
04月01日、日向灘地震、M7.5
高知県宿毛市や宮崎県延岡市などに被害大
05月16日、十勝沖地震、M8.3
三陸地方に大津波、犠牲者52名、
06月12日、三陸沖地震、M7.2
10月08日、小笠原西方沖地震、M7.3
参考
08月31日、イラン北東部地震、M7.3
多数の家屋倒壊で犠牲者1万2千人
巨大地震の余震ではなく、これだけ連発する年も珍しい。しかも同年はエルニーニョの発生の初期でもある。
小惑星接近が地球に与える影響など微々たるものかも知れない。だがトリガーに達している場合は別だ。僅かな力でさえ、よもやの結果をもたらす。直径1km近い物体が月より手前でニアミスするのだ。可能性は極めて低いとはいえ地震への影響が絶対にないとは言い切れない。
不思議なことが、もうひとつある。『桜の咲く季節に大地震が(少)ない』ことだ。
*次につづく‥
1968年にも似たケースがあった。この年の4月22日、直径1kmに達する小惑星・イカルスが地球から60万kmにまで接近した。巷での騒ぎに反して、落下もなく事なきを得たが、もし衝突ならば地球存亡の危機だったともいわれる。
この年には日本列島を次々と大地震が襲った。
02月21日、えびの地震、M6.1
熊本県人吉市などに被害、犠牲者5名
04月01日、日向灘地震、M7.5
高知県宿毛市や宮崎県延岡市などに被害大
05月16日、十勝沖地震、M8.3
三陸地方に大津波、犠牲者52名、
06月12日、三陸沖地震、M7.2
10月08日、小笠原西方沖地震、M7.3
参考
08月31日、イラン北東部地震、M7.3
多数の家屋倒壊で犠牲者1万2千人
巨大地震の余震ではなく、これだけ連発する年も珍しい。しかも同年はエルニーニョの発生の初期でもある。
小惑星接近が地球に与える影響など微々たるものかも知れない。だがトリガーに達している場合は別だ。僅かな力でさえ、よもやの結果をもたらす。直径1km近い物体が月より手前でニアミスするのだ。可能性は極めて低いとはいえ地震への影響が絶対にないとは言い切れない。
不思議なことが、もうひとつある。『桜の咲く季節に大地震が(少)ない』ことだ。
*次につづく‥