すっきりとしないもう一つの事とは、、、、
現在役員を務める会社の退職と役員の退任。
先にあげた4つの事業の全てに、求めている結果が出たその時に話すつもり。

僕の今までの人生は、2つの要素によって作られて来た。
一つは自分の脳の構造が他の人とは全く違い「お金」をとても美しい存在と受け止めている事。
だから「お金」を稼ぐ事、「お金」をたくさん持つ事、又はそのために頑張る事は同様に美しい事なのです。
「お金」大好き。
「お金」の家である財布には大変な気を使います。
大好きな「お金」には良い家に住んでもらって、どこにも行きたく無い!と思って欲しいし、友達や家族を増やして欲しい!!家にたくさん連れて来たいと思って欲しい!そんな事まで考えます。

「お金」には、そんなに興味が無い!!
と言っている人に会うとびっくりする。
なんでこんなに最高の存在を興味無いなどと言い切れるのだろうか?
僕には当面分からない。
10億の資産があって、それらが運用益によって増え続けている人が言うのなら納得いくんだけど。
多分言い方が間違っているんだ!
「本当は誇りを捨ててまで「金」の為に生きたく無い!」と言いたいのではないか?
それなら理解出来る。しかし理解は出来るけれど僕はそんな事も思わない。
「お金」を稼ぐ事や作り出す事そのものも誇りだから。
そもそも本当は何かを得る為に何かを捨てなければ見たいな思考は止めた方が良い。
欲しい者は欲しい。ただそれだけで良いと思うんだけど。
何かを得る為に何かを捨てるみたいな考えは「奴隷」にならざるを得ない状況が目の前にある人にのみ有効な思考であり、一般的に日本人は皆自由に考え生きて行ける「選択の自由」が保証されているのだから、「誇りを捨ててまで」みたいな状況にはならないのでは・・・・
少なくとも僕の人生においては「誇り」に傷がつく様な出来事は、自分自身の挫折で自分を傷つけた以外、他人に一度も傷つけられた事は無いしそんな安い誇りを僕は持っていない。

他の人とは違い「お金」は美しいという考えは確立している。
それが僕自身の強さにもなっている。

もう一つは恩師との出会い。
未熟な自分を育ててくれる恩師に出会えた事は僕の生涯で最高の出来事だった。奥さんよりも大切な出会いだったと言っても過言ではない。
師とは現在僕の在籍する社長。
入社4年目、26歳という若い僕に、社歴30年(当時)を超える歴史ある会社の営業本部長への大抜擢!!
上司は営業担当役員1名のみ!しかもこの役員は組織下においては営業副本部長。
事実上営業部のトップに立たせてくれたのでした。
この人事から僕の人生は大きく羽ばたき始めるのでした。
元上司との対決、部下からの批判、仲間はずれ、営業の楽しさ、お客様へのクレーム対応、義理事への名代参加、海外への出張、講演会講師活動、コンサルタント業務、芸能人とのイベント、ファッションセンス、人間関係調整能力の開発、人前では常に元気なふりが出来る、自分に必要なスキルを持つ社外ブレーン、
こうしてあげて行くと、先にあげた「お金」以外の全ての事は師が教えてくれた事ばかりです。
今の自分はこうして作られて来た事を改めて確認出来ました。
しかし・・・・・
あれから10年が経ち、師は老兵となりつつある・・・
すでにこの数年間、
たったの一度もチャンスが無い・・・
ただ、耐えて待つだけの人生・・・
このままではいかん!
30代の男児たるや、戦場の最前線で戦わねば!

と言うわけで
僕は、人生の目的を遂げるため・・・
こんな僕に・・・いまだに高給を与えてくれる師のため・・・
こんな僕を育ててくれた会社に損害を与えないためにも・・・
静かに去る決意をしました。