摩訶不思議な事として、

夏が来ると思い出すニュースがある。

１９８５年８月１２日に起きた

「日航機１２３便墜落事故」だ。

昭和の世代は良く覚えている。

しかし、ほとんどの人は、

終わったこととして忘れている。

関心もない。

ただ、この事故は

「事故」とされているが

これはおそらく事件なのだ。

当時自分は２０代だったが

「事故」直後の救援にひとつの違和感を持っていた。

墜落場所が確定されるのに

１０時間もかかったとされていたことだ。

素朴に考えて、

１９８５年当時の自衛隊、

駐留しているアメリカ軍の技術を使って

なぜそんなに時間がかかったのだろうと思っていた。

そんなに時間がかかるはずがないだろうと思った。

そんなレベルでは国防なんてできないだろう。

事実、後で分かったことだが

墜落の３０分後には場所は確定できていたのだ。

なのに、世間には発表されなかった。

これだけで充分に怪しい。

その理由は未だに分からない。

５２０余人の乗ったジャンボジェットが墜落したのだ。

一刻も早く救援にいかなければいけないはずだ。

夜の７時前に起こった墜落の

場所が分かったと発表されたのが明朝の４時、

救援の第一団が現場に到着したのがその後の８時なのだ。

いくら山の中とは言え、

自衛隊がいてそんなはずがないと思っていた。

戦争は山の中でも起こるのだ。

案の定、実際はいろいろ違っていたのだ。

それを最近知った。

この「事故」については

いろいろな角度から疑問を持つ専門家も多く

またご遺族の中にも疑問を持たれた方も多く

多くの本が出版されている。

ご遺族の一人が

遺族として日航や国と対峙した経験も含めて

疑問点を非常に論理的に検証されている

「５２４人の命乞い日航123便乗客乗員怪死の謎」小田周二

また、事故機のクルーと同僚だった方が

大学院で博士号まで取得し、

新聞記者を凌駕する丹念な取材で

具体的な証拠を集め専門家の見知も加えて検証し、

様々な疑問点を指摘している

「日航123便墜落の新事実: 目撃証言から真相に迫る」ほか

青山透子

さらにそれらの情報を元に

Youtubeで呼びかけて情報を収集し

専門家を加えて検証を重ねている

「ワタナベケンタロウチャンネル」

それらから判明した事は、とにかく、

事故調査報告書をはじめとして

国の発表やマスコミの報道には、

矛盾点や疑問点が多すぎることだ。

ＪＡＬがボイスレコーダーの公開を
何かと理屈を付けて拒絶しているので
真実はまだ分かっていないが、

少なくとも、

国の事故調査委員会が作成した

事故調査結果報告書は矛盾だらけで

一般的に事故原因だとされている

「圧力隔壁説」は、つじつまの合わない

でっちあげだということは判明している。

また、ひとつおかしな事がある。

JALではこの事故の「教訓とする」ように

現任とされている圧力隔壁や

事故原因の展示を自社の記念館に展示している。

でっちあげの報告書からなにを教訓とするのか。

ボイスレコーダーを持っているＪＡＬ自身は

でっち上げだと言うことは

分かっているはずなのだ。

しかし、ＪＡＬは

この件の取材に一切応じないそうだ。

それだけでも充分におかしい。

元ＪＡＬのパイロットさえ
矛盾を指摘しているのにだ。

手がかりになるのがボイスレコーダーなのだが、

弁護士も含めた真実を追究しようとするチームが

ＪＡＬに開示請求を出しているが、

何かと理屈を付けて開示しない。

つまり、取材されたり、ボイスレコーダーが

明らかになると困ることがあるからだ。

ちなみにＪＡＬは過去の事故で、

ボイスレコーダーを開示している例がある。

当時からボイスレコーダーの

一部だという音声が公開されていて、

TVでも散々流れたが、

それも編集されたものだと言うことが

元パイロットによる検証で明らかになっている。

やり取りの順番や内容が

足りなかったり矛盾していたりするそうだ。

なぜどのような意図で編集したのか。

そもそもボイスレコーダーの音声が

外部に漏れること自体がおかしいそうだ。

しかし、偽のボイスレコーダーを発表しても

パイロットが聞けば、

内容がおかしいことは容易にばれる。

そう言うものを世間に流すことも不可解だ。

世間からはＪＡＬは悪者にされているのだから

開示して真実を明らかにし

少しでも救済される方が良いはずなのだ。

当時の総理は中曽根さん。

ついに真実を話さないままなくなられた。

そして、

たくさん出版されている本もくせ者なのだ。

論理的に疑問を投げかける本もあるが、

それらの本が投げかけている疑問を

否定する本も出ている。

これがまた怪しい内容で屁理屈をつけて

否定に躍起になっていると言っても過言ではない。

なぜそんなことをする必要があるのか。

さらに、前述した

編集されたボイスレコーダーの音声を材料に

圧力隔壁説が正しいことを説得するような

無理のある内容のテレビ番組も

過去にいくつか放送されている。

この事故（事件）に特別な興味のない人は

そんなものかと納得してしまうだろう。

逆に圧力隔壁説が正しいのかどうかを

真面目に検証した番組はお蔵入りになっている。

（Youtubeで見ることができる）

ボイスレコーダーの開示をＪＡＬに要求して

却下されたのは、

大昔ではなく昨年のことなのだ。

しかし、どのマスコミも報じない。

そもそも、世界最大規模と言われた

飛行機事故に疑惑が投げかけられているのに

何も報じられないこと自体がおかしい。

そして、この件の

真実を明らかにしようと活動する方々に

いろいろな圧力やいやがらせがあるそうだ。

企業や団体が隠蔽するのはまだ分かるが

報道をするべき立場のメディアまでもが

真実を隠そうとするのが日本のマスコミなのだ。

まさにＮＨＫ党が主張している通りだ。

マスコミは真実を報道しない。

マスコミが報道しないから

国民のほとんどがこの事故（事件）については

疑問を持っていない。

ただ凄惨な事故だという認識しかない。

おそらくＪＡＬも被害者かも知れないという事など

思うはずもなく、

１００％ＪＡＬの責任だと信じている。

怖いことだ。

ＪＡＬの社員すらそう思っているだろう。

そう教育されているだろうし

実際に事故の「反省と教訓」を表現した

展示すらあるのだから。

しかし、この展示もそう思い込ませるべく

つくらされていると思わざるを得ない。

くりかえしになるが、
捏造だらけの調査報告書を元にした「反省と教訓」には、

本質的には何の意味もない。

調査報告書の正当性を演出する意味しかないのだ。

そもそも関係者に取材を申し込んでも

”けんもほろろ”に断られること自体が

何か都合の悪いことがあるのだということを証明している。

何もなければ普通は取材に応じるだろう。

８月１２日には毎年現地で

御巣鷹山慰霊登山の催しが行われる。

そこには事情を知らない

若手のＪＡＬ社員も駆り出されているだろう。

事件の真相、そしてご遺族の無念さに

毎年この時期になるとモヤモヤする。

日航機１２３便墜落に見る巨大な闇。