私の中で最も行きたかった場所はインドでした。仏教の根本聖典は旅に出るとき必ず持ち歩いていた聖典ですが、その舞台がインドだったからです。ブッダの息遣いが感じられる生々しい描写の経典の舞台に心惹かれ引きつけられていましたし、想像の域を超えませんが実際にブッダが生きていた場所に立って見たい!と強く思っていた気持ちは今でも思い出せます。それくらい思い焦がれていたインドへ行くタイミングは未だに訪れていません。条件が揃うということは結構難しいんだなぁと今だに思い知らされ続けています。そんな中でなぜエジプト?それは歴史がとても古く、旧約聖書にも出てくるくらい宗教にも深く関係があり地中海を挟んで深くヨーロッパとも様々なつながりがあったからだと思います。

 カイロ発の夜行バスがアレクサンドリアに到着したのは早朝でした。私にとってのアレクサンドリアの一番の見所は世界の七不思議の一つ、アレクサンドリアの大灯台です。西暦1300年頃まであった灯台は二度の地震で破壊されましたが西暦2000年の少し前に崩壊した遺跡の一部が発見され話題になってまもなくの旅でした。ピラミッドより少し低いくらいの高さがある灯台でアレキサンダー大王の統治後に作られた灯台です。学者の研究によるとアレキサンダー大王が生まれたのはブッダが亡くなってから30年ほどでしょうか。時間的に近い時代に生きていた感性に近づきたいなぁとも思っていましたし、歴史の舞台をじかに検証できるのは掛け替えのない財産になるとも思っていました。

 

 

 

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