相変わらず出張中で高松に滞在しているぴんちゃんです。
いつまで続くかはいまいちよくわかりません。少なくとも夏までは居るでしょうね。
で、出張中は毎度のことですがYZF-R3を実家に置いているので相対的にマジェスティの稼働率は激上がり。
とうとう先日ゾロ目を通過しました。
ODO:111,111.1km
順調に刻んでいるのですけど、かと言ってツーリングらしいツーリングをしてるワケではないんですね。
まず実家に帰れば松山~高松間往復はイヤでも走ります。
それだけで320km以上。2週に1回の割りで帰ってるとして、何もしなくても1ヶ月で800kmくらいいきます。
すると丸一日を自由に走り回れるのは、実家に帰らない休日(高松に滞在日)に限られるんですね。
従って長距離のツーリングはご無沙汰しております。
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私が滞在している香川県について少々。
香川県は全国47都道府県のうち最も面積が小さく、東西を端から端まで走っても100kmちょっとしかありません。
県庁所在地である高松市は瀬戸内海に面する北海岸線のほぼ中央に位置し、実質四国の玄関口として機能しています。
高松市からは愛媛・高知・徳島それぞれの県庁所在地に直結する国道が存在します。鉄道も同様で直通路線があります。これは四国で高松市だけです。
高松市で難があるのは空の便くらいでしょうか。
空港がちょっと不便な立地なんですよねえ。
…と、かように(四国では)交通の便が良い香川県ですが、「走り回るツーリング」のマトとして考えると、いささか面白味は少ないです。なぜなら香川県は(四国では)まとまった平地の割合が大きいんです。
上の地図で白いところが平野、緑色は山間部です。徳島は細長いし愛媛と高知に至っては平野がほとんどないでしょ?
よって私の好む酷道険道をマトにすると、南下して香川-徳島県境まで足を伸ばす必要があります。
つっても距離は大したことないので、高松市起点の日帰りで剣山エリアが射程内には入るんですけど…寒さが和らいできたとは言え、路面凍結の可能性がある今の期間は剣山エリアには行けません。
おのずとこの時期の私の行動範囲は近場の「香川県北部」限定になってしまうのでした。
そんな近場で気に入ってる場所を紹介しませう。
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【五色台】
高松市より西に10kmほどにある、標高500m弱の山。
休暇村讃岐五色台という保養施設があります。
私はこのエリアに平日、仕事終わってからの夕方にときどき行ってます。松山に居る時だとそういうことをあまりしないんですが。これはこの場所が四国の山としてはちょっと独特なんですよ。
・高松駅周辺から20~30分で麓に到達できる。
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これは仕事が終わった後で気楽に行ける重要なポイントです。高松駅から県道16号を西進するのですが、このルートは通勤時間帯でも割とスムーズに流れるので、移動がストレスになりません。
・海と平地に囲まれている単独の山地である。
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県境などの山道では「そこだけしか通る道がない」ことが多いので時間帯に関係なく交通量があります。
しかし五色台は山に幹線道路がありません(麓に五色台トンネルがあります)。つまりひとたび入ってしまえば通勤ルートに全く被らないって事です。
・山の上の方に民家はほとんどない。
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多くは語りませんが望ましい事であるかと…。
これらの条件によって、18:00で仕事終えて、五色台上がって、坂出方面に下りて、高松に戻る頃には20:00前。
ちょうど通勤ラッシュも終わってるし、ストレスフリーなひとときが堪能できるのでした。
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ただしこの季節でこの時間帯なら既に日が暮れているのでもちろん「夜」です。そりゃあそれなりに気を付けなければいけない事だってあります。
・街灯はない。
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単車のライトがなければもう真暗闇です。万一なんらかのトラブルが起こればそうとう難儀するでしょう。
・動物がいる
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夜の山ですからとうぜん動物が居ます。まずタヌキをはじめとする小動物は毎回必ずと言っていいほど出ます。イノシシの出没もウワサでは聞いています。となれば他の動物だって見たことないけどワンサカ居るでしょう。
五色台スカイラインは大きい単車なら猛スピードが出せる線形ですが、動物に当たったら死あるのみ。マジェスティでさえもスピードはセーブせねばなりませぬ。
でもこの2つはそれこそ酷道険道と全く同じですね。
ようするに道が広いから、きれいだからと言ってもド山奥と同レベルで気を付けなきゃいけないって事です。
五色台は市街地に隣接しているので警戒の意識が薄くなりがちですが、油断はしないように心掛けませう。
(おわり)