前回のあらすじ

ぴんちゃんは革のオーバーパンツを手に入れた。
しかし実用できるシロモノかどうか不安である。

あらすじ終わり。



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例の大寒波以降、さほど厳しい冷え込みはなく、ピークはもう過ぎちゃった?感さえあります
。この調子ならオーバーパンツが無くても、しょうじき従来の「ジーンズ+パッチ」でじゅうぶん耐えれるでしょう。


でも寒いものは寒いワケですから。

せっかく手に入れたオーバーパンツ、ウハウハで着用して走ってますよ。



ここ最近は主に海岸沿いを走って標高の高いところは避けてるうえに、昼前に出発して日没前に帰還と、大して厳しい条件でもありませんでしたけど…


革のオーバーパンツ、

すこぶる快適です!
(*´∀`)
          

まず、当たり前ですが風は一切通しません。
中綿があるので保温性もあります。
試着時にあれほど気になった違和感も、ひとたび単車にまたがれば全く気になりません。運転操作の支障になることもなかったです。







さらに。予想外の恩恵として、えらい気分よく単車が曲がるようになったんです。


足回りリフレッシュに匹敵するほどの変化があったんですが、もちろん車体には何も手を加えていません。

 

とゆー事は革パンツの影響としか考えられないのですね。

おそらくは革という素材の特性、つまり適度な摩擦によってシートポジションが安定したんだと思います。

一般の単車乗りの場合だと、車体ホールドは二―グリップもしくは足首を使って「挟む」のが常識なのでしょうが、私は単車の基本操作の大半をマジェスティで体得しているからか、無意識下で「挟む」習慣が付いてません。代わりに足裏で「踏ん張る」事でホールドします。
すると集中すればするほど、鉛直荷重は足裏に移りつつ、おしりのグリップを失っていき、いつのまにか「前座り」になってしまってたんじゃないでしょーか。

たぶん。
知り合いと一緒にツーリングで走っていると「(私の)ライポジや手足の挙動が独特じゃないの?」…みたいな指摘をよく受けるのですが、まあこのあたりに原因があるんじゃないかと思ってマス。



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とまあ、革オーバーパンツについては良い事ずくめなワケでして、良い買い物をしたと断言できるのですが。

 

代わりに、全く別の事に気付いてしまったのデス。

それは、なんと…
「今まで使ってたイエコンの冬ジャケットが実は風を通していた」とゆー事実!


いやもうね、下半身があまりにも完璧な防風性能に守られたので、上半身がスース―してるのにイマサラ気付いたのです。それまではてっきり「単に冷えている」だけかと思ってました。

でもコレ、原因はすぐ分かったんですよね。
まずは画像。

肩のパッチ、それと肘から先の外側。

黒い帆布に見えるでしょ?
コレ、もともとは合成皮革の「PU」。いわゆるフェイクレザーだったんです。

PUの見た目は本革とほとんど同じで本革より安いです。ハードな演出を好むイエローコーンやシンプソンで多用されている素材なんですが、(保管・使用状況にもよりますが)大抵3年前後で加水分解を起こして劣化が始まる欠点をもつ素材でもあります。
とうぜん私のイエコンもとうの昔にボロボロでした。

それを2年前くらい…かな?どうにも我慢ならなくなったんで、通常の洗濯してPUを柔らかく細かくほぐしてから、強粘着のコロコロで片っ端からむしり取りったのです。

で。このPU部分てば「単なるパッチ当て」だと思っていたんですが、肩はともかく、腕の部分は袖本体を兼ねていたらしいんですよ。

 

つまり袖だけはただの綿布になったので、とうぜん風は通過します。
まあでも、おおむね80km/h以下なら大して気になりませんが。



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ならば手に入れようではないか。次のジャケットを。




KADOYA ウインタージャケット

モデル名不明(L)

※もちろん中古デス


しかしまさかイキナリ、グローブとパンツとジャケットを一気に更新する事になるとはね。

しかも全てKADOYA。ふっふっふ。
(゚ー゚)



(おわり)