前回の記事から、
レッドバロンの部分合成油「VS」と全合成油「VR」の違いを見つけるため、全身全霊全神経をかけ(誇張)、YZF-R3を走らせて500kmほど経過しました。
結果。
確かにフィーリングは良くなりました。シフトの感触も良いし、高回転でのトルクの変化もある。わずかですが、しかし確実にエンジンフィーリングが全般的に良くなっているのを体感できました。
っで問題。
Q・「良く」なっているとは「何と何を比べて」のコトなのか?
A・4,700km使ったVSと、入れたてホヤホヤのVRを比べて、デスネ。
…いやいやいやいや。
そりゃ~良くなっててアタリマエでんがな!
(・ω・` )
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オイル交換によるフィーリングの向上(正確に言うと復活)は、当然すぎるくらい当然の現象であり、常識です。
あくまでも知りたいのはVRとVSの違いであって、使用前使用後の違いではない。
となると比較する条件を揃えねばなりませんでした。
今からでもそれを知りたいとするなら、まだ交換直後の感触を覚えているうちに元のVSグレード新油に入れ替え、すみやかに再び500km走ると…できるワケないってばよそんなの。
だけど、やらなくても想像はつきます。
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例えば、のハナシ。
「今から1週間、どこかのタイミングで、オマエが寝ている間にYZF-R3のVRオイルをこっそりVSに入れ替えてやるから、いつ入れ替えたかピタリ当ててみろ!」
…というような挑戦を受けたとします。
いや絶対気づかないわ。
(*´Д`)自信あるぅ
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とゆーワケで。
部分合成油と全合成油による違いのうち「明確に体感できるモノ」はあったのかと問われれば、それはなかったというのが自分の結論です。
経験では、オイルがエンジンフィーリングに影響を及ぼすものはグレードや粘度なんかより「量」ですね。オイルレベルが適正か否かでよっっぽどフィーリングが変わってきます(ウェットサンプの場合)。
ただし。
体感はできないが、全合成油のほうが優れている点を見つける事はできました。
それもフィーリングのような主観的なものじゃなく、機械的な性質のもの。
「冷却能力」です。
今まで使ってたVSよりも確実に油温が安定しているようです。てゆーかこれだけしか違いが分からなかったのですけど。
さて面白いのは、これをどうやって知ったか?
ちなみに私のYZF-R3に油温計は付いていません。
次回はそのへんを詳しく解説してみませう。
(*´∀`)/ 続く