先日内装調整したヘルメット、LS2 CHALLENGER_F。
被りを浅くするため内装パッド追加したら首に負担が出てくるようになってしまった件。
この記事の後、自作ヘッドギアの頭頂部に追加していた5mm厚スポンジだけを抜いて多少改善しました。
まあそもそものサイズ選択を誤っているのでいくら内装調整しても限界がありますね。いずれ適正な帽体サイズ(今回の場合はLサイズ)に買い替える事を考えています。
来年春くらいにCHALLENGERのカーボン帽体がLS2代理店正規取り扱いになるそうなのでそれまで待ちかな。
とまあ、ここまでが前置き。
本題はLS2 BREAKERです。
前置きで何が言いたかったか。
ようはヘルメットの「被りを浅くする調整」が首の負担増につながったとゆーコトなんですが、これはつまり、逆に「被りを深くする調整」をすれば首の負担を軽減できる可能性もあるってコトですよね!
BREAKERはお気に入りではありますがCHALLENGER_F以上に首に疲労が出るから使わなくなりました。
根本的に重たいヘルメット(実測1,820㌘、SHOEIのNEOTECⅡと同じくらい)であり、ユーザーでの加工によるヘルメットの大幅な軽量化は不可能ですからほとんどあきらめていましたが、調整のみでも疲労が軽減できる方法があるなら話は別ですよっと。
・・・・・・・・・・・・・・・・
ただしBREAKERは吊るしの状態で既にキツキツなので、調整とゆーか加工は帽体インナーを削るしかありません。普通のヘルメットでその方法は完全にNGですが、BREAKERならできます。
なぜなら頭頂部のインナーが別体式だからです。
断面で説明しますと、図の赤い部分が別パーツになって埋め込まれているってコトね。
※ちなみに、過去記事で耳の痛み対策で薄く削ったのはピンク色の部分です。
さて。
では頭頂部だけわざわざ別パーツにしてるのは何故なのでしょうか?さらに帽体とチンガードは硬めの発泡スチロールなのに頭頂部だけに軟らかい発泡スチロールが使われています。
もしかしたらAraiのように部位によって材質を変更し衝撃吸収を分散させる意図かもしれません(Araiはそれを一体成型で可能にしていますが)。
でもおそらくはフィッティング調整目的か、頭とのアタリをソフトにする目的が主だと思われます。つまり扱いとしてはインナーでありながら内装パッドとほぼ同じ。
ならば多少加工しても(私は)問題ないと思うんですよ~。
・・・・・・・・・・・・・・・・
それではさっそく削っちまいます。
と思いきや、パーツとしては別体でも帽体インナーとはガッチリ接着されていて取り外す事が出来ませんでした。
ってコトは一体のままで「掘る」しかないワケですが、通常のカッターではムリです。オワン形状の底では刃を寝かせられないので。
ならばニクロム線カッターか…持ってないけど。
ニクロム線カッターはホームセンターや通販で手に入りますが、ほとんどが弓ノコ形状の完成品です。
今回の用途ではスプーンのように使わねばならないので弓ノコ形状は向いていません。
こういう場合、もちろん自作します。
自分の使いやすいようにアレンジもしたいし。
3V仕様。
ひさびさにハンダ工作したぜ(電池BOXへの繋ぎだけ)。
ただし必要なもののうちハンダとペーストはあったものの、なぜか肝心のハンダゴテをどこに仕舞ったのか全然思い出せず、探し出せず、結局他の材料もろとも新しく買うハメになったので総額1,500円以上掛かっています。
(´・ε・`)コレ、どうせこの一回きりしか使わないんだろうなあ…
ともかく削りました。
頭頂部パーツのみ全体的に5mmくらい掘っています。
・・・・・・・・・・・・・・・・
これを元通り組み込んだヘルメットで松山近辺を峠・街中・渋滞も含め200㎞くらい走ってみました。
被り心地や視界はさほど変わった印象はありませんが、首への負担は少しラクになったかも??
しばらくこのまま使ってみようと思います。
ヾ(*´∀`*)ノ