前回のあらすじ
Q:
TAMAIYAスプレーワークを使って
単車のホイールを
2液ウレタンで塗装する事は可能か?
A:
やってやれない事はない。
が、良い手段ではない
あらすじ終わり
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2液ウレタン塗料の扱いはだいたい理解しました。硬化剤の計量と撹拌など準備に少しの手間はあるものの、いざ塗装作業に入ると指触乾燥が抜群に早く確実なので“待ち時間”が短くて済みます。このおかげでむしろラッカー系より作業しやすい印象でした。
なのに、思ったよりうまくいかなった原因は、塗料の吹付量が少ないのとエアー供給が不安定で作業がはかどらないから、だと判断。
どちらもTAMIYAスプレーワークではどうにもならない事なので機材を揃え直しました。
大きめのコンプレッサーとスプレーガン(口径1.0~1.5mmくらい)を使えばカンタンに解決するのですが、それを使える“場所”が無いので・・・基本路線はあくまでもエアブラシ使用です。
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ハンドピース。
いろんな種類がありますが、とりあえず0.5mmノズルが付属している物を選んでいます。Amazonでやっすいダブルアクションを買いました。
ノーブランド エアブラシキット
買おうと思いついた時がちょうどタイムセールだったので2,620円で入手。冗談みたいな値段ですが、現物も当然それなり。ざっとみて仕上げ精度が良くないのはすぐ分かります。カップ内にバリがあったりカップふたの嵌まりこみがきつ過ぎたり。極め付けは0.5mmノズルに交換する時、ネジが固過ぎて往生しそうになった事。ピッチは同じで直径がコンマゼロ数ミリレベルで狂ってるのかな。付属の板スパナで少し締めては戻し締めては戻しを慎重に繰り返して無事装着は出来たものの、もう交換したくない。
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コンプレッサー。
TAMIYAスプレーワークではマジェスティの前後ホイールを塗るのに約2時間かかりました。次は0.5mmノズルを使うので多少能率が上がるとは思いますが、多くのエアブラシ用コンプレッサーの定格はせいぜい10~15分程度なので、断続的に使うとは言えムリがあります。この問題はサブタンクが付いていれば回避できそうです。
それでタンク付きエアブラシ用コンプレッサーを物色していたのですが、そうするともっと大きいコンプレッサーがいいんじゃないかなと・・・エアーツールまでカバー出来るものだったらいいな・・・などと妄想は際限なく膨らんでいったのですが、しかしあくまでも室内で使用するために買うんだから片手で2階まで運べないようなブツは扱いに困ります。ここは割り切らないとね。
今までの現実を振り返り、これからもエアーツールを使う機会はほとんどないと結論。でもタイヤのビード上げ(今までは足踏みポンプで毎回苦労していた)だけは利用したいので、汎用でいちばん軽いやつを選択しました。
ミナトワークス CP-8A
期待した通りとっても軽いです。
ただし稼働中はかなり大きいうえに低周波な音を出します。日中の使用でも近所迷惑にならないか心配になるくらいのレベル。
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さっそくシステム構築。
吐出圧調整のレギュレーターはコンプレッサーに付いています。途中に割り込ませているのはGSIクレオス水滴分離セパレーター。
これでもう一組あるマジェスティ4D9ホイールを塗りました。
結果。
TAMIYAスプレーワークと仕上がりは大差ない。むしろ施工性は悪化して時間が余計に掛かった。
いやもうね、
予想と全然違ったんでガッカリですわ・・・
(´;д;`)
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施工性が良くなかった原因はほぼハンドピースのせいです。ノズルまわりの精度が悪いせいかガイド部分に塗料が付着しまくってどうにもなりません。塗装開始後すぐダマが飛ぶようになります。もちろんそのまま使ってたら詰まるし・・・。エアー圧と塗料の粘度をいろいろ調整してみましたが改善できる雰囲気はなかったです。
はあやっぱりこういうモノで安物はダメですね。
振り返ってみたらばTAMIYAスプレーワークのハンドピース、いくら見た目はチャチに見えようが、造りは優秀だと言う事をイヤというほど思い知りましたよ。
コンプレッサーには特に問題無かったです。YZF-R3のタイヤ交換時のビード上げにもちゃんと使えました。
ウルサイけど。
※後日まともなハンドピースを買いました
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