去年から何かとニュースになっている"煽り運転"ですが、そのような明確な悪意が存在する場合以外でも路上では常にトラブルの可能性があります。特に単車の場合は事故になったらば即救急車に乗せられたり、最悪の場合は命を落としてしまう事もありえます。
そうなれば第三者…たいていの場合は警察ですが、現場検証中に本人が現地に居ない状況になるワケで、このとき加害者が人間のゴミクズで自己保身に走ってしまって被害者が知らぬ間に悪者にされている事はよくあります。
まさに「死人に口無し」
まあそこまで至らなくても、赤信号無視で人の単車にぶつけておきながらイザ事故処理の場になったら、警察と俺様の目の前でサラッと「いや、こちらが青信号だったと思うんですけど…」なんてヌカすニワトリ並み脳ミソの持ち主に遭った事くらいはあります。たぶん何らかの精神病を患っているに違いないのでそっとしておいてあげたかったのですが、そのままだと私が悪者になってしまうので「仕方なく」怒鳴ってあげました。
世の中にはそんな事もあるので、単車と言えどもドライブレコーダーくらいは積んでたほうがいいと思うんですよね。
以前からドライブレコーダー買う度にYahooブログのほうでは記事にしてきましたが、
ちょっくらここでまとめ的な意味で語ってみませう。
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まずはドライブレコーダーを入手しないと始まりませんね。
自分で工作をしない/したくない人には、単車専用品があります。高価であるものの確実に使えます。
私ではそれらの購入経験がありませんので語れませぬ。「バイク用ドライブレコーダー」で検索すれば比較記事が多く見つかるのでそちらを参照する事をオススメします。
-------糸冬 了--------
いやいや、
それ以外の人だって居ますよね？ね？
すなわち、
流用とコストカットに執念を燃やし、
わざわざ面倒な方法を選び、
創意工夫がしたくてたまらない。
しかし思った通りにいかず、
追加コストを掛けてしまうハメになって、
最初からまともなのを買った方が安くついてたオチ。
そんな安物買いの銭失いとなっても後悔なんかしてやるものか！
…と思える人は以下にどうぞ。
↓
画質や付加機能にこだわらなければ、数年前から中国製で安価なドライブレコーダーが多く出回っているのでそれを使います。
個人的にその手のブツは6,000円までが限度かな。
それ以上出せるならキッチリ予算確保し直して単車専用品を買った方が幸せになれそうです。
※実際にその値段で指定して探せば、どのショップでも同じような機種になるでしょう。
色・カタチ・付加機能はお好みでどうぞ。
あえて必須機能を挙げるなら
「電源線常時接続の状態からオートON/OFF機能が働くもの」
これだけです。他はどうでもよろしい。
要は、電源を喪失したら確実に正常なシャットダウンが行なわれる事が必要なんです。
これは単車が転倒した時の事を想定しており、衝撃で本体が外れたりイグニッションがOFFになった場合に"直前の映像"だけでも確実に残っていないとドラレコとして無意味だからです。
それと日常使用の利便性も無視できません。だって単車に乗る時って普通はグローブ嵌めてますよ。それでドラレコの米粒みたいなボタンを毎回操作するなんてうっとうしくないすか？
まあ実は深く考えなくても、充電池が内蔵されてさえいればこの機能はあります。
と思う。
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ただし格安ドライブレコーダーを単車で運用するには、
いくつか難点があります。
①設置用の付属品が使えない
たいていの機種はボール付の専用ブラケットを介して吸盤スタンドで固定となっています。
もちろん単車では使い物になりません。脱着できるステーとベースを自作する必要があります。
②防水性が全く無い
まあ見りゃわかります。そもそも車内に設置するものだから当たり前ですね。
これも防水カバーを自作するしかありません。ただし雨の日は基本的に単車に乗らないのであれば、小さく透明なビニール袋を被せて輪ゴムで留める事で一時的にしのぐテがあります。
③耐振動性がほとんど無い
路面ギャップ通過などの分かりやすい衝撃は意外と問題ないのですが、エンジンからの細かい振動が影響したと思われる異常動作を経験しています。
特にUSB差込口とSDカードスロットの物理的接点が弱いようです。単車に装着するためにはどうせ脱着方法を考える必要がありますから、その時点で防振も考慮に入れます。
④電磁波対策がされていない
これは以前から有名ですが、未だにユーザーで可能な効果的対策は存在しません。
カーナビなどドラレコ以外の電子機器を搭載する場合に可能な限りドラレコから離して設置するくらい。スマホへの影響はわかりません。私はガラケーユーザーなので。
あと経験上、FullHDのモデルは解像度を720Pに落とす事で電磁波の影響が小さくなります。おそらくMPUの稼働率と発生する電磁波が比例しているのだと思われます。
ただしなぜかデータ量自体がさほど小さくなりませんから録画時間は大して伸びませんが…
⑤走行中の音声記録は期待できない
機種ごとにマイクの性能が違うので程度の差はありますが、とにかく走行中は震動音と風切音に晒されるため有意な音声のほとんどはノイズでかき消されます。
機種によっては本体内部からもカラカラ音が発生します。G検知機能のセンサーかな？
でもなぜか他人に聞かれたくないインカムの会話に限ってやたら鮮明に録音されたりする事もあるんで油断はできぬよ。
⑥データ再生時、動画と音声にタイムラグが発生している事がある
単にハード性能に依るものと思われますが、なったりならなかったりします。原因不明。
⑦機種によるが上下反転録画機能がないものがある
通常のドライブレコーダーはクルマのフロントガラスに吸盤で取り付ける事から吊下げ型式です。
単車に流用する際に天地逆に設置したほうがしっくりくるとしても、録画が反転しますから取付け方法に制限が掛かります。
⑧やたら時計が狂う
一般の電子機器だと駆動用バッテリーとは別にボタン電池などが使われているものですが、格安ドライブレコーダーにはそれが在りません。
年月日時刻や個別設定のデータ保持は最小限の容量しかないメインバッテリーからの給電なので、電圧が一定ではないせいかよく狂います。あと、しばらく使用してなかったらあっけなく初期状態に戻ります。電源OFF状態で３週間持つかどうか。
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ざっとこんなカンジ。
これ読んでウンザリした人は単車専用ドライブレコーダー以外の選択肢はありません。
もっとも文章にしたからややこしいだけで、現実の工夫は大して難しいものではないです。
要はヤル気とアイデア次第。全ての改造の基本でもあります。