昨日の続きですね。
随分とピトロクリの谷の話になってしまって、なんのブログなんだかという話ですが。
致し方ない。ここは何とか書いておこうと思います。
さて。
昨年の芝居を書き終え、公演も終了しました。
実はその頃、すでに今年2013年10月位に次の公演を予定してました。劇場内見も済ませて、申し込みもしました。
そんな事をしてる時に、ふと思ったんです。
「個人から始まる事は、はたして作品になるのだろうか?」って。
う~ん、この事は今までも結論に至ってないのですけど、考えがフラフラとぶれます。
つい先日もそんな事があって(笑)まあ、いいやこの話は。
あの頃は大分、ボヤボヤそんな事考えていましたね。
多分、10月の「ピトロクリの谷-消失-」(以下、消失)で、色々書けたなぁと思ったんでしょうね。
自分は、この先演劇に何か恩返しができないかなぁと、大げさなんですけど、思い・・・始めた(?)
そうだなぁ、「始めた」というのがあってると思います。
それまでね、自分の為にやってたんですよ。うん、これは間違いない。
「売れたい」
「テレビに出たい」
「映画に出たい」
「舞台に出たい」
「書きたい」
「演出したい」
などなど。うん。そうですね。
そして、今でもそれはあります。もうはっきり。これも間違いない。
「何者かになりたい」
ってことなんですよ。ようは。
あと、自分の父親のこと。
これは大きいなぁ。随分と探してましたからね。行方不明とかじゃないです(笑)
つまりそれは「自分探し」みたいなもんなんですけどね。
そんな時に「銀河鉄道の夜」を思いついて・・・(笑)
初演の時に、子供がですね、お父さんと来てて、上演中に立ち上がって。
立ち上がりますけど、決して騒いでる訳じゃなくて。ちょっと見づらかったんでしょうね。
背伸びして、見てるわけです。
確か・・・鳥捕りが、鷺か雁を包んだ布を外した時じゃなかったかな。
後ろから見てて嬉しくて。いや、嬉しかったなぁ、なんか。
これがですね、後でに読む本の「兄のトランク」(宮沢清六著作)で、
「あ、そう!こういう原点の宮沢賢治をオレは好きなんだなぁ」って思うわけです。
この頃はまだ思ってませんね。花巻に行って。林風舎で「兄のトランク」を買いましたから。
話が戻りまして。
ピトロクリの谷は書きますし、上演します。あらすじは出来てます。出てほしい女優さんも決めてます。
自己探求なんて、ずっと続くわけですから。そこから始まらないものなんて無いと思うし。
ただ、ちょうど昨年の今頃はこんな事を考えていて、銀河鉄道の夜、再演に向かい始めて、
その後花巻行って、大塚竜治の映画に出会えたりして(この辺りも後で書きます)、そう、今思っているという事ですね。
さてこれぐらいで、良いかな。
やっと銀河鉄道の夜の話になってきた(笑)
明日は、そのボヤボヤしてた去年の今頃の話です。
初演のメンバーに再演の話を伝えます。
では、今日はこれ位で。
おやすみなさい。