【藍染木綿】合羽と襤褸のご案内 | 呂藝のブログ

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こんにちは、呂芸です。

今回は味わいのある木綿地の合羽、そして襤褸をご紹介したいと思います。

 

合羽はポルトガル語の上着を意味する「カノハ」を語源とする言葉です。桃山時代に羅紗など高価な生地を用い上級武士が着用します。

江戸時代になりますと豪商など富裕層がこぞって贅を競うようになり規制の対象となりました。

木綿の普及とともに道中着として用いられるようになりました。

 

茶色地に菖蒲文様、そして藍染の絣が合せてあります。

菖蒲文様は「勝負」と同じ読み方なため武士に好まれた文様として知られております。

こちらの合羽も恐らく武士階級の人が着ていたものと思われます。

茶色地の菖蒲文様を使って渋くてお洒落な仕覆が作れそうですね。

 

 

こちらは味わいのある襤褸です。

両面きちんと模様化されており、素朴ながら洗練された美しさを感じます。

破れも破調の美といったところではないでしょうか。

  

 

 

こちらは薄手の襤褸となります。5巾ほどあり量もたっぷりです。

枯れた感じと色がしっかり残った感じ、両面楽しめます。

 

 

こちらは型染など様々な古裂が用いられた襤褸です。

 

  

パッチワークのように様々な景色が楽しめます。

 

 

 こちらは縞をメインとした襤褸となります。

 

縞のなかに無地の当て布はアクセントとして効いていますね。

 

裏地の景色も趣向が異なり大変趣深い襤褸かと思われます。 

  

襤褸といっても一枚として同じものがなく、まさしく一点物の民芸かと思われます。

手触りや味わいなどお好みもあるかと思われます、ぜひお手に取ってご確認ください。

 

。今回ご紹介したものはいずれも店頭にてご案内しております。

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