こんにちは、呂芸です。今回は前回に引き続き古裂帖のご紹介をしたいと思います。
こちらは江戸期の刺繍裂を集めて古裂帖となります。
犬の描写は江戸時代によく見られる造形ですね。毛並みの流れも意識した刺繍は秀逸です。
背景にも細かい金駒繍など手が加わり、芸の細かさも光ります。
光の加減もグラデーションで上手く表現されております。
こちらは縮緬地です。
少々シミが入ってしまってはおりますが色合い鮮やかで見栄えがする刺繍裂ではないでしょうか。
黒地の平絹に色とりどりの桜が生えます。
花が刺繍だけでなく抜きなどの染でも表現され様々な技法が楽しめます。
こちらも縮緬地、いわゆる江戸縮緬ですね。
刺繍もさることながら染の技術の向上が伺えます。
こちらは綸子地の刺繍裂、この時代の図柄はある程度様式化されてしまっており構図も決まったものが多いです。
金駒繍が白地に映えます。
このような刺繍裂が幾枚も蒐集された古裂帖、大きさも約40㎝×30㎝と大きく一つ一つの古裂がきちんと堪能できます。
こちらの江戸時代刺繍裂帖は店頭にてご案内しております。
ご興味のある方はお時間のある時においでいただきご覧くださいます様お願い致します。
またご遠方の方はメール・お電話にてお問い合わせください。
皆様のお問い合わせ、心よりお待ち申し上げております。
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