明治期 古布(筒描)の販売 古布はぎれ販売 | 呂藝のブログ

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こんにちは、「杉並区で骨董品古布はぎれ販売/骨董品古布はぎれ買取り 呂芸」ブログ中の人です('ω')ノ

 

今回は古布(筒描)のご案内でございます。

 

筒描とは染色の糊置き法のひとつです。

もち米を蒸して作られた糊を、渋柿紙を巻いた筒袋の中に入れ、先端に付けられた筒金から少しずつ押し出すように文様を描き防染する染色方法です。糊を水で落とすと白抜きされた文様が美しく、そして荘厳に現れます。

 

筒描の特徴はなんと言ってもそのダイナミックな図柄と躍動感ではないでしょうか。伊勢型紙を使用する型染とは違い筒描は手書きですので大きな布に文様を描くのに適した手法でした。

ですので用途としては家紋入りの暖簾や婚礼道具として風呂敷・布団皮・夜着・箪笥にかける油単(箪)などがその代表として挙げられます。

特に出雲地方の筒描は婚礼の時に嫁入り風呂敷を持参する風習があり、色彩豊かな藍で有名です。

 

筒描は地方性が顕著に表れており見るだけで楽しい気分になります。

沖縄の紅型は型染だけと思っている方も多いのですが風呂敷や引幕など大きな布では型紙を用いない筒描の技法がとられているものも見られます。

また千葉県では大漁旗や萬祝が筒描の技法で描かれております。筒描藍染とはまた違った魅力があり蒐集されている方も多いのではないでしょうか。

 

 

筒描に描かれる文様は、そのほとんどが婚礼などお披露目やお祝いとして用いられることから幸せを願う吉祥文様が多く見られます。

松竹梅に鶴亀、宝尽くしに茶道具、鳳凰などなど、それらは相手の富貴・福寿を願う送り主の想いではないでしょうか。

 

 

今回の筒描は婚礼時の嫁入り支度である油単になります。

松竹梅に鶴亀、宝珠に巾着(金嚢)の宝尽くし、さらに「末広がり」に通じる扇と軍配、そして雀が全身の羽毛を膨らませて冬の寒さを耐える「膨ら雀」が米など食に困らず丸々とふっくら太ったように見えることから「福良雀」と当て字された笹と雀文様と、吉祥文様全部乗せとも言える一枚です。欲張りにも程がありますよね(笑)

糊が流され現れた白地と藍の濃淡のコントラストが効き絶妙のバランスで描かれた逸品です。

 

 

古布の歴史を紐解くと染織は当初上流階級の文化だと言えます。

舶来染織の唐織や厚板は日本芸能の能装束の名称になるほど結びつきは強く、金襴や緞子、錦織などの絹織物や綿織物でも日本古渡更紗は茶人や大名の数寄との関わりから珍重され茶道具を包む仕覆や帛紗(袱紗)として用いられました。それらは庶民の手の届くものではなかったでしょう。

 

しかし江戸時代、木綿の栽培と綿織物の発達から染織が庶民にも身近なものへと変貌しました。

そこに込められた意匠は庶民の「粋」と「人への想い」だと思います。

 

筒描は紺屋へ特注したもので大量生産品ではありません。一点一点に注文した人の想いが込められている作品なのです。

それは嫁ぐ娘の幸せを願う親心ではないでしょうか。その思いを職人が汲み取り他にはない贈り物へと仕上げた、そう思うと温かみと親しみを感じ感慨深くなります。

 

そして我々古布の販売や古布の買取りを生業とする者は古布やお着物に込められた人の想いを常に大切にし、後世に心を伝える義務があると思わずにはいられません。

 

 

「杉並区で骨董品古布はぎれ販売/骨董品古布はぎれ買取り 呂芸」では古布、古裂、はぎれ、江戸縮緬(江戸ちりめん)や和更紗、インド更紗、藍染、木綿、型染、筒描など数多く取り揃えております。

古布、古裂、布揃いは都内随一、店内ストリートビューでご覧いただけますのでご参考くださいませ。

古布とのよいご縁を結ぶお手伝いをさせていただいております。

古布、古裂をお求めの際は是非「杉並区で骨董品古布はぎれ販売/骨董品古布はぎれ買取り 呂芸」にお越しくださいませ。

 

 

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また「杉並区で骨董品古布販売/骨董品古布はぎれ買取り 呂芸」では古布、古裂、はぎれ、江戸縮緬(江戸ちりめん)、更紗(インド更紗・ヨーロッパ更紗・和更紗)、藍染木綿、型染、筒描、帯地やお着物、櫛(くし)簪(かんざし)帯留めなどの女性用装飾品、能面、能装束、人形、茶道具など古布関連の美術骨董品買取りも随時させていただいております。

売却をお考えの方がいらっしゃいましたら、まずは「骨董品古布販売/骨董品古布はぎれ買取り 呂芸」にご相談ください。

 

 

・なんだかわからないけど古い布がある

・着物や布があるけど価値がわからない

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などございましたら是非一度お見積りを。

 

 

最近ではインターネットの発達により「古布買取り」や「着物買取り」と検索すると多くの業者様をお見受けするようになりました。

しかし残念ながら、中にはお客様の大切な古布やお着物について詳しくない業者様も少なくありません。

 

杉並で創業35年、古布買取りの実績ある「杉並区で骨董品古布はぎれ販売/骨董品古布はぎれ買取り 呂芸」に是非ともお任せくださいませ。

代々大切に譲り受けてきたけど着なくなったお着物や箪笥に眠ったままの古布、持ち主様のお気持ちを第一に考え、後の方への橋渡しのお手伝いをさせていただいております。

 

 

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加えて古布を使い自分だけのオリジナル人形作り、押し絵、ちりめん細工を楽しんではいかがでしょうか。市松人形の衣裳作りも楽しめます。

 

プロの先生方の懇切丁寧な指導のもと初心者でもしっかり学ぶことができます。気兼ねなくお話しできる雰囲気で、すんなり溶け込むことができるアットホームなお教室です。

 

 

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ご興味ある方は是非、お気軽にお問い合わせくださいます様お願い致します('ω')ノ

 

 

 

10月2日(火)〜10月7日(日)まで銀座教会ギャラリー ・エルビスにて「古布を綾つる三人展」と題しまして展示即売会を催します。こちらにもお立ち寄りいただけたら幸いです。

 

 

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